こんにちは!ハナです。
朝夕がずいぶん涼しくなってきましたね。
本日は、夏の間に楽しい思い出を作ってくらた浴衣を洗います。浴衣は綿生地が多いので、自宅で簡単に洗うことができますよ♪
お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
浴衣は自宅で洗えるのか?
仕立て上がりの浴衣を買うと洗濯絵表示がついているのでそれに従って洗っていきます。
旧表示 | 新表示 |
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洗濯機マークや手洗いマークがあれば自宅で洗えます。
また仕立てた浴衣や洗濯絵表示のないものは素材を確認しましょう。
浴衣の素材は綿がほとんどです。
綿なら自宅で洗濯可能です。
最近はポリエステルの浴衣なんていうのも出てきました。
それも自宅で洗濯可能です。
麻・絹だったり、しぼりなどの特殊な加工がされた浴衣は自宅で洗うのは難しいのでクリーニングに出しましょう。
クリーニング代の相場は1〜3千円ほどです。詳しくは行きつけのクリーニング店に問い合わせてくださいね!
洋服以上に大切な色落ちチェック
浴衣の主な素材である綿ですが、実は最も色移りしやすい素材の一つです。
しかも浴衣は藍など濃い染料を使う事が多いので注意が必要です。
濃色の繊維は染料をたくさん使うことになるので、染料の定着率をあらわす染色堅ろう度が低めです。
赤や紺、黒といった色を使うことが多い浴衣は要注意です。
染料は冷たい水では溶けだしにくいですが、温かいお湯で溶けだす危険が高まります。お風呂の残り湯などは使わない方が賢明です。
また、ザラっとした感触の天然素材の繊維は溶けだした染料を吸ってしまいがちです。浴衣を洗う時は別のものとは別に洗ったほうが無難でしょう。
必ず、洗う前には色移りチェックをいたしましょう。
白い布に水をつけて、浴衣の一番濃いぶぶをトントンと叩きます。
これで、色がつくようなら残念ながら自宅での洗濯は難しいです。
また、最近はスクリーンプリントされた浴衣もよく見かけます。
こちらは、色移りの危険はかなり低いです。
色移りチェックが終わったらいよいよ洗濯開始です。
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洗濯開始
まずは下準備!
洗濯機で洗うにしても、手洗いするにしても下準備は同じです。
下準備
しつけ
襟は生地を何枚も重ねて縫っているため、洗濯中によれて型崩れしてしまう恐れがあります。
しつけ糸で粗くザクザク縫っておくと安心です。
糸と針を持つのが苦手な人は安全ピンで何か所が留めておくと良いでしょう
部分洗い
食べこぼしや泥ハネがあったら下洗いしておきましょう。
食べこぼしなどのシミは石鹸をつけて揉み洗いします。
泥ハネなどは泥が乾いてから泥を叩き落し、その後石鹸などで洗っておきます
汚れがひどくない場合は襟など汚れやすい場所におしゃれ着用洗剤を直接塗っておくだけでもいいです。
洗濯機で洗う場合
洗濯絵表示に
もしくは
上記のマークがついていたら洗濯機で洗えます。
絵表示にネット使用の文字がなくても洗濯ネットに入れて洗いましょう。
ネットに入れる
洗濯ネットに入れる時に、自己流でもいいですが、正しく畳んでネットにいれると驚くほどシワが付きにくいので、一応書いておきます
まず袖をそろえて半分に折る「袖たたみ」をします。
左右の脇を一緒に持って、持ち上げると自然に折ることができます。
袖をそろえて二つに折って、袖を本体の方へ折ってから、見頃を洗濯ネットのサイズに合わせてジグザグに屏風だたみにします。
洗う
後は洗濯機に入れてウールコース(ドライコース)で洗います。
水の温度が高いと色移りしやすいので、お風呂の残り湯などは使わないようにしましょう。
洗剤はおしゃれ着用などの中性洗剤。
脱水はできる限り短く。
最後にのり付けするとパリッと仕上がります。
手洗いの場合
手洗いマークがあったら洗濯機ではなく手洗いします。
洗剤はおしゃれ着用などの中性洗剤。水洗い不可でドライマークがある場合、通常はクリーニング店に任せますが、ドライ洗濯用の洗剤があればドライマークの衣類も自宅で洗えます。
洗い方は手洗いと同じです。
洗う
「袖たたみ」した浴衣を洗剤を溶かした容器に入れて押し洗いします。
(手洗いの場合は洗濯ネットは使いません)
そのまま10?20分ほど浸け込みます。
洗濯機で脱水1分
↓
たっぷりの水ですすぎます。
↓
洗濯機で脱水1分
のり付けしてパリっと仕上げる
浴衣はのり付けした方がシルエットも素敵に、涼しげに着用する事ができます。
洗濯のりをいれる場所やタイミングは洗濯の設定に従ってください。
【手洗いでノリ付けする場合】
浴衣全体が浸かるぐらいの水に洗濯のりを溶き入れます。
その時に、柔軟剤も少し入れるとパリッとしなやかに仕上がり電気も防ぐのでオススメです。
のり剤を溶かした中に洗い終わった浴衣を入れ、全体にいきわたるようにして10分ほど浸け置きします。
↓
洗濯機で脱水1分
干す
洗い終わったら干していきます。
基本的には浴衣は竿ぼし陰干しです。
余計なシワがつかないように形を整えながら干します。
洗濯竿に通して干すのが最も適切ですが、マンションなどだと高さがない洗濯干場もあると思うのでの場合は100円均一などで売っているつっぱり棒を利用します。
まず浴衣の身頃を洗濯竿にかけ・・
つっぱり棒の両端に袖を通して
洗濯竿に洗濯ばさみなどで固定します。
こうして干すと、型崩れせずにシワもつきにくくコンパクトに干せます。
アイロンがけ
アイロンを簡単にかけるコツ
浴衣は生地が大きいのでアイロン台を使うと大変です。
布団にめいいっぱい広げてアイロンをかけると、直線断ちの浴衣は思った以上に簡単に綺麗にアイロンがかけられます、。
襟 → 背中 → 身ごろ → 袖 の順番にかけると効率的です。
アイロン温度
アイロンの温度は生地に合わせます。
綿なら高温
ポリエステルなら中温
洗濯絵表示があれば、それに従います。
この場合はアイロン温度は低温で当て布をして
アイロンをかけましょうという意味です。
着物用ハンガーの作り方
アイロンのあとはしばらくハンガーにかけて干して湿気を飛ばします。
着物用のハンガーがない場合、
通常のハンガーに100円ショップなどで売っている突っ張り棒を取り付けて簡易の着物用ハンガーを作ります。
突っ張り棒を伸ばしてハンガーに紐などで3か所ほど留めたら出来上がりです。
たたみ方
基本的には着物のたたみ方は主に「本畳み(ほんだたみ)」と言われるたたみ方をします。
「本畳み」は浴衣も着物も同じです。
浴衣を広げ、脇線で内側に折ります。
↓
片方を衽線(赤い点線部分)で外側に折り
↓
向かって左の襟先(白い★マーク)に右の襟先を引き寄せて合わせます。
↓
襟首を内側に織り込み、両袖を合わせて二つ折りにします。
裾の★を襟の★に合わせて半分に折る
まっすぐな反物状になるのを意識してたたみます。
袖を本身の方へ折り込めば出来上がり。
折り目に沿って畳むのがきれいに畳むコツです。
これで、来年まで綺麗に保存できます。
洗ってみるとわかると思いますが、色移りにさえ気をつければ洋服を洗うより簡単です。
夏の終わりに活躍した大事な浴衣を自分の手で綺麗に洗ってあげてください。
より大切に思えますよ。
まぁ・・・文章では分かりにくいと思うので花王さんがアップしている動画を貼っておきますね。
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帯は洗えない?
残念ながら通常帯は基本的に自宅で洗うことができません。
中性洗剤を薄めた水に浸し、固くしぼった布で
拭き上げるだけでもずいぶんスッキリしますよ。
どうしても家で洗いたい場合はおしゃれ着用洗剤かハイベックなどのドライ用洗剤を使って手洗いします。
私はハイベックを使いました。
ハイベックを溶かした液の中に5分浸け置きします。
もっともダメージの少ないハイベックでもあっという間に色落ちします。あまり長く水の中に放置しないようにしてください。
洗ったあとはタオルで水滴を程度にして、陰干しします。
最近は洗える帯も登場しています。
洗える表示がある場合は手洗いで優しく洗います。
手早くアイロンをかけて終了です。
来年もさっぱり着られそうですね。
本日は、以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログに質問やリクエストのある方は、コメント欄やメールフォームにて、気軽にお問い合せください。わかる範囲で答えていきたいと思っております。
また、お寄せいただいた質問などは、当ブログで紹介させていただくこともあります。予めご了承願います。
コメント
初めてやってみました。あっているか…
日曜日に娘が浴衣を着て…
ハイベックさん!ビー玉さんに教えてもらって買いました??よし!洗います!
ありがとうございます
[…] 【洗濯ラボノート】は「浴衣の洗濯」について書きました。 […]