シャツにアイロンがけする時代は終った?シワ伸ばし&乾燥が同時にできる「アイロンいら〜ず3」レビュー

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【この記事を読んでわかること】
・「アイロンいら〜ず3」の使用感がわかる
・「アイロンいら〜ず」シリーズ1〜3の違いがわかる

こんにちは、おうちクリーニング研究家のハナです。

「嫌いな家事」殿堂入り確定のアイロンがけ。

私は以前、毎日シャツにアイロンをかけていたんですが、最近はアイロンに電源を入れるのは1ヶ月に1〜2回くらいに激減しました。

アイロンの手間を激減してくれたのはサンコー「アイロンいら〜ず」という商品。

あまりにも便利すぎて偏愛がすぎてテレビや雑誌などあらゆるメディアで紹介させてもらい、シリーズ1〜3までの全ての商品を購入して使っています。

2022年の6月に発売され、前作から大きく進化した最新機種「アイロンいら〜ず3」についての使い勝手と前シリーズとの違いを書いていきます。

アイロンが苦手、もしくはアイロンをかける時間がないというすべての方に向けてのレビューです。

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乾燥とアイロンがけが一度にできる便利グッズ

「アイロンいら〜ず」は、その名の通りアイロンが必要なくなるトップス用の乾燥機です。

私が最初に購入したのは2018年。

変わった形の乾燥機という面白いネタとして購入したものの、便利すぎて手放せなくなった家電です。

「アイロンいら〜ず」感動の使用感

シャツを着せて電源を入れると人型をしたカバーが膨らみ、シャツのシワを伸ばしつつ乾燥させてくれるという一石二鳥のすごれもの。

洗濯が終わって濡れた状態から20分もすれば乾燥してシワまで伸ばしてくれるので、「アイロンをかけるのを忘れていた!」と焦ることも無くなる手軽さに感動しました。

特に麻や厚手の綿など、アイロンをかけるのが難しくて面倒くさい素材でもしっかりシワを伸ばしてくれます。正直自分でアイロンがけをするよりもしっかりシワが伸びます。

「アイロンいら〜ず」の進化

現在発売されている「アイロンいら〜ず」はシリーズ1〜3までの3種類。

シリーズ1では人型のカバーの下に本体を設置するスタイル。その本体の重さは約2kg。

そこそこ重さのある本体を吊り下げる場所がなかったり、熱に強い丈夫なハンガーを用意する必要もありました。

長年使っているとカバーの肩の部分に負担がかかって針穴の部分が伸びてくるのも心配タネでした。

アイロンいら〜ず2(床置きタイプ)

2019年には、吊り下げずに使える床置きタイプの「アイロンいら〜ず2」が発売され、こちらはシャツだけでなくスボンや靴まで乾燥できるようになりました。

ただ、本体サイズも大きくなり重さは2.5kg。

移動させるのが何気に面倒な大きさ。

アイロンいら〜ずの運転中は若干振動があるので、マンションだとマットを引かないと心配でした。

そして2022年6月に発売されたのが「アイロンいら〜ず3」

シリーズ1と同じ再吊り下げ式で、他と大きく違うのが本体の大きさと重さ!

格段に小さくなりコート用の木製ハンガーほどにサイズダウン。ハンガーのアームの部分も取り外し可能なので、手のひらサイズくらいに小さく収納できます。

重さは約900gとシリーズ1の半分以下。

シリーズ1、2は大きな布団乾燥機という見た目だったのに対して最新版はちょっとごついハンガーといった感じ。

スーツケースに入れて持ち運べる大きさです。

シリーズ1、2だと大きくて場所を取るので、よっぽどアイロンがけをしたくない人にしかおすすめできませんでしたが(してましたけど)、これなら自信をもって万人におすすめできます。

いよいよシャツにアイロンをかける時代が終わったという感じ。

【アイロンいら〜ず シリーズ比較】

参考価格 設置 重量 仕上がり ボトム
シリーズ1 ¥8,389 吊り下げ 2kg 非対応 非対応
シリーズ2 ¥13,800 床置き 2.5kg 対応 対応
シリーズ3 ¥9,800 吊り下げ 900g 非対応 非対応

 

では大きく進化を遂げた「アイロンいら〜ず3」の使用感を詳しくみていきましょう。

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「アイロンいら〜ず3」 概要

2022年7月にコジマ楽天市場店にて税込9980円で購入

【箱の中身】

・本体とアーム
・カバー1枚
・説明書

メーカー サンコー
カバーサイズ 幅1850mm×高さ850mm ×胴回り600mm(
重さ 900g
消費電力 620W
タイマー 15〜188分
吹き出し口温度 約65度
耐荷重 5kg
材質 本体:ABS、ナイロン、スチール、PVC
アーム:ABS
カバー:ポリエステル
ケーブル長さ 約180cm
価格 ¥9,980(税込)

 

組み立ては本体にアームを差し込むだけで説明書を見るまでもなく簡単です。

組み立てた本体にカバーを被せれば設置OK。すぐに使えます。

レバーを回すと空気が入ってカバーが膨らむ仕組みは以前と変わらず。※実際は服を着せてから膨らませます。

「アイロンいら〜ず3」の使い方と綺麗に仕上げるコツ

冷風と温風はボタンひとつで切り変わるので、熱に弱い素材の衣類も安心。

カバーのサイズは1種類ですが、裾(すそ)の部分の紐を引っ張ることでサイズが変わります。

レディースMサイズからメンズLサイズまで問題なく乾燥できました。

アイロンいら〜ずで乾燥できないもの

●次のような洗濯表示マークがついた衣類

パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる アイロン仕上げ禁止 水洗い禁止
パークロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる 石油系溶剤によるドライクリーニングができる
温度110度を上限とした低温でアイロンがけができる 石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

 

●以下のような素材

・革、合皮

・ポリプロピレン繊維

・ウール、絹、レーヨン、キュプラ

・エンボス加工した製品

使い方

① アイロンいら〜ずの本体に人型カバーをつける

② ①に洗濯が終わったシャツを着せてボタンを止める

③ ダイヤルを回し、乾燥させる

ダイヤルタイマーは15分〜180分

Yシャツ乾燥時間の目安
通常コースの洗濯後 約30分
ドライコースの洗濯後 約50分
手で絞った洗濯物 約80分

 

カバーにはチャックが付いていて、靴下などの小物を入れて乾燥できるようになっています。

小物の乾燥は量によっては100分くらいかかる場合もあります。

温風か冷風かはボタン一つで切り替えできます。

通常は温風ですが、熱に弱い素材(トリアセテート、ナイロンなど)を乾燥させるときは冷風に切り替えます。

使用時にはシャツのボタンを全部とめないといけないので、それが少し面倒臭いですが、逆にいえばボタンを止めるだけでアイロンの手間が省けて家事の負担は大きく減ります。

襟は立てなくてもいい

(画像出典:サンコー公式サイト

公式サイトでは襟を立て乾燥させることを推奨していて、説明書にも襟は立てるように書いていますが・・

襟を立てるとコードが邪魔になり変なシワが入ってしまいます。私は襟は倒しておいた方がいいかなと1ヶ月使って感じました。

乾燥時間や仕上がりに違いはありませんでした。むしろ襟は寝かせたほうがキレイに仕上がります。

乾燥時間は10分がベスト

乾燥時間はYシャツで約30分(シャツの素材と脱水時間によって変わります)で着られる状態まで乾きます。

ただ、個人的に乾燥時間は10分がベストだと思っています。

30分かけて乾燥させてしまうと、着用すると目立たないものの脇の部分にこのようなシワができることがあります。

乾燥10分で半乾きの状態でスイッチを切って通常のハンガーにかけて干すと、脇やボタン周りのシワが目立たなくなりキレイに仕上がります。

洗った状態から30分ですぐに着用したいという場合以外は乾燥時間は10分がベスト!

キレイに仕上がって電気代も節約にもなるのでお得です♪

【アイロンいら〜ずの電気代】
アイロンいら〜ずの消費電力は620W(0.62kW)
0.62kW × 0.5時間× 26.1円(電気代の全国平均)=約8円/回30分乾燥させると1回約8円の電気代がかかりますが、10分で止めると約2.7円になります。

 

こちらが麻(リネン)100%のシャツを10分乾燥させたものです。

10分で十分シワは伸びました。自分でアイロンをかけるよりもはるかにシワもなく仕上がっています。

厚手の綿シャツ

薄手の綿シャツ

麻(リネン)シャツ

いずれも向かって左が脱水2分でアイロンなしで干したもの、右が「アイロンいら〜ず」で乾燥させたものです。

アイロンが難しい素材のシャツもキレイにシワが伸びています。

 

シャツワンピにも使えます

アイロンがかけられるのはYシャツだけではありません。

個人的にはシャツワンピのアイロンがけがおすすめ。

シャツワンピは面積が大きい分、アイロンがけが大変。

アイロンが必要な綿や麻のシャツワンピもアイロンいら〜ずなら着せて乾かすだけでシワなく仕上がります。

着丈90cmのロングワンピースだと裾の長さが足りず、裾(すそ)のシワが伸びないんですが、裾の部分だけ後でアイロンをかければいいだけなので簡単です。

洗いざらしの綿や麻もいいですが、夏にアイロンのかかった綿や麻のシャツを着るのも気持ちが引き締まっていいものです。

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「アイロンいら〜ず3」の残念ポイント

・首元のボタンが閉まらない

サイズによっては第1ボタンが止められれない場合があります。第2ボタンから止めれば問題はないんですが、なんとなくモヤっとします。

・乾かす時間が若干長い

シリーズ1、2は20分でYシャツを乾かすことができましたが、シリーズ3は30分かかります。本体が小さくなった分パワーは若干落ちたと感じています。

ズボンの乾燥ができないのも残念

ズボンや靴の乾燥をしたい場合は床置きタイプの「アイロンいら〜ず2」を選んでください

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進化した「アイロンいら〜ず3」を使ってみた感想

2018年から4年間、ずっと「アイロンいら〜ず」を愛用してきましたが、正直今までの「アイロンいら〜ず1、2」は本体が大きいっ。

収納場所もとりますし、存在感が半端なく毎日シャツにアイロンをかけている大のアイロン嫌いさんくらいにか需要はなかったかもしれません(私は大好きです)。だけどシリーズ3になり格段に小さく軽く使いやすくなりました。

出張や旅行にも持っていけるサイズです。

シャツを着るのと大差ないくらいの手間でアイロンがけと乾燥の両方が叶います。

毎日のアイロンがけにうんざりしている方には生活を大きく変える家電になります(断言)。

私はアイロンが苦手ではないんですが、それでも大好きな麻やオックスフォードのシャツを着ることに忙しい時期は躊躇がありましたが、それがなくなり夏は毎日のように麻や綿の天然素材の服を着用しています。

汗をたくさん吸ってくれてニオイも気にならないので気持ちいいです。

 

 

「アイロンいら〜ず3」は残念ながらズボンは非対応。

ズボンや靴などを乾燥させてたい場合は「アイロンいら〜ず2」を選んでください。

 

本日は以上です。あなたの楽しい洗濯ライフの参考になれば幸いです。

お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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