こんにちは、おうちクリーニング研究家のハナ(@hana_labnote)です。
綺麗に洗ったはずのシャツに、気がついたら黄ばみが発生していたということはありませんか?
洗ってすぐは綺麗に見えても、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れが空気に触れることで酸化して黄ばみに変わることが多々あります。
夏の衣料は汗をよく吸っているので、同じように洗っていてもどうしても黄ばみが発生しがちです。
そんな黄ばみ落としの強い味方、「エリそで用洗剤」は各社洗剤メーカーから数多く発売されていて、その使い方も容器のデザインもバラエティー豊かです。
汚れ落ちは?使いやすいのは?
洗濯ラボノートでは、「エリそで用洗剤」6種類を実際に洗い較べて洗浄力と使いやすさを検証。
その結果を公表しています。
よかったら洗剤を選ぶときの参考にしてくださいね。
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エリそで用洗剤の汚れ落ち実験
・実際の黄ばみを使う
・エリそで用洗剤を塗布して洗濯機で洗う
・コスパはお店によってかわるので参考までに
エリが汚れていたり、折り返したそでが黄ばんでいたら恥ずかしいものです。
とはいえ、エリそでの汚れは通常の洗濯用の洗剤を塗りつけて、歯ブラシなどで頑張って擦ると落ちます。
エリそで専用の洗剤は、洗濯するときに絶対に必要なものではありません。
だけど、できるだけ手間なく楽に洗濯ものを綺麗にしたいですもんね。
なので洗浄力だけでなく、どれほど手間なく綺麗にできるかということも評価の対象にします。
使用するのは実際の黄ばみ。
いつもと同じように夫の枕に仕込んで黄ばみを発生させた布を使います。
エリそで用の洗剤を汚れに塗りつけたあとで洗濯機で洗うのはどのエリそで用洗剤でも同じです。
左が比較のための洗っていない画像
使いやすさに関しては人それぞれだと思うのでのですが、本日は私の独断と偏見で★をつけています。
5点満点で★の数が多いほど洗浄力が高く使いやすいとうことです。
コスパはアマゾン販売価格を参考しています。ドラッグストアなどで販売されている価格次第で変わるので参考までに。
では、さっそく洗剤の特徴と結果を発表します。
専用ケース付きウタマロせっけん
ウタマロせっけんは「エリそで用」というわけではないですが、黄ばみをよく落とす洗剤なのでエントリーに加えました。
こちらはケース付き。
直接手を触れることなく汚れに塗りつけることができます。
ケースの中には細かくストッパーが付いていて、せっけんが小さくなったらどんどん上に押し上げて使えるようになってます。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【133g入り 950円(本体だけの場合141円)】 洗濯1回のコスト約5円(本体だけの場合0.42円) |
蛍光剤 | あり |
使用方法 | 水に濡らした洗濯物にまんべんなく塗りつける |
原産国 | 日本 |
【成分】 純せっけん成分(98%、脂肪酸ナトリウム)、蛍光増白剤 |
汚れ落ち ★★★★☆
※もみ洗いすればもっと汚れ落ちが良くなりますが、今回は塗りつけただけで洗いました。
使いやすさ★★★★☆
手にとってから、わずか1.05秒で使用できます。ケースは弾力があり、しっかり掴めて滑らない素材です。
事前に衣類を水をつけないといけないのが、若干面倒です。
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ミヨシ エリそで泡スプレー
エリや袖の汚れ落としに便利な、スプレータイプの部分洗い。肌にやさしい天然素材のせっけんと重曹だから、手洗いしても安心。ほのかな緑茶の香りです。サトウキビ由来のバイオマスPET使用。
ミヨシオンラインショップより
スプレー式で、しっかりした泡が出ます。
洗剤を塗りつける手間もまく、スプレーするだけなのでお手軽。
成分がせっけん成分と重曹だけ。アレルギーがある方でも安心感がありますね。
ただ、洗濯機に入れて合成洗剤を使ってしまうと意味がなくなるので、普段からナチュラル洗剤を使ってる方向けの商品です。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【280ml入り 275円】 洗濯1回のコスト約12.6円 |
蛍光剤 | なし |
使用方法 | 汚れにスプレーして、軽くもみ洗い |
原産国 | 日本 |
【成分】 純石けん分(13% 脂肪酸カリウム)、アルカリ剤(重曹) |
汚れ落ち★★★☆☆
軽くもみ洗いしましたが、全体にうっすら黄ばみが残ってしまいました。
使いやすさ★★★☆☆
スプレーだと塗りつける手間はありませんが、その後にもみ洗いが必要なのはマイナスポイント
ボトル部分が少し太く、手が小さな私には少し持ちにくく感じました。
ONとOFFの切り替えが少し硬いですが、小さなお子様のいたずら防止にはいいのかもしれません。
LION NANOX エリそで
皮脂汚れを分解する酵素配合
体から出る皮脂やタンパク質が混ざり合った複合的な汚れである“エリそで汚れ”を「酵素」と「ノニオン界面活性剤」の相乗効果でパワフルに分解します。
LION公式サイトより
今回の実験のために3件ほどドラッグストアとバラエティショップを周りました。
どこのお店のにもあったのは、この商品だけです。
購入のしやすさはダントツです。
容器の先にスポンジが付いていて、汚れに触れることなく液剤を塗布することできます。
パッケージの形状も握りやすく力も入れやすい!
手の小さな女性でもとても扱いやすい商品。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【250g入り 254円】 洗濯1回のコスト約18円 |
蛍光剤 | なし |
使用方法 | 汚れに塗りつけて5分ほど置く |
原産国 | 日本 |
【成分】 界面活性剤(25%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、アルカリ剤、pH調整剤、酵素 |
汚れ落ち ★★★★☆
若干汚れが残ったものの、白い部分は真っ白です。
もう少し丁寧に塗布するともっと汚れが落ちたかも!
使いやすさ ★★★★★
容器がよく計算されていて、ものすごく使いやすいです。
先端のスポンジでしっかり汚れに塗布できるのもいい!
ふたはスクリュー式になっていて、回さないと開きませんが手にとって塗布するまで3秒かからず小さな動きで開閉できるます。
開けるのが面倒だなとは思いませんでした。
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オキシクリーン MAXFORCE(マックスフォース)
直塗りできる消しゴムヘッドが手を汚さず、もみ洗いするように汚れをオフ。
エリやそでの皮脂汚れ、黄ばみにおすすめオキシクリーン公式サイトより
特徴的なのが容器ですね。
ストンとした筒状の容器のてっぺんに凹凸がついた硬いゴム状のヘッドがついています。
このヘッドを衣類に押し付けると液が出て、消しゴムヘッドの凸凹で効率よく擦り洗いできます。
液剤が手に触れることがなく、手が荒れやすい方も安心して使えます。
容器の太さも握りやすくてちょうどいい。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【175g入り 598円】 洗濯1回のコスト約59.8円 |
蛍光剤 | なし |
使用方法 | 消しゴムヘッドを衣類に押し当て液剤と塗布して5分置きます |
原産国 | アメリカ |
【成分】 界面活性剤(9%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルペタイン、アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム)、溶剤、増粘剤、安定化剤、酵素、洗浄補助剤 |
汚れ落ち★★★★★
界面活性剤は9%と非常に少ないにもかかわらず、黄ばみをしっかり落とせたのは、消しゴムヘッドの功績だと思われます。
使いやすさ★★★★☆
消しゴムヘッドが楽しいです。容器は硬いプラスチックで、抑えたりすることなくスルスルと液剤が出る感じです。
ただ、簡単に液剤が出てしまうので、小さなお子様がいるご家庭は手の届かないところに置くなどの工夫が必要かも
香りがキツめなのと、コスパが悪いのがマイナスポイントですね。
Dr.Beckmann
シルクやウールなどのデリケート素材の油脂汚れに強い胆汁石鹸成分が効果を発揮します。
Amazon 商品の特徴より
使いやすいスプレータイプ。
手に持つところが細くなっているので、とても握りやすく、力を入れることなくスプレーできて使いやすい!
スプレーの範囲は全体に大きく広がらず、狭い範囲をピンポイントでスプレーすることができます。
小さなシミ抜きに便利そう♪
ただ、狭い範囲で勢いよく液剤ができるので、エリ全体にスプレーしたい場合、液剤が出過ぎてしまうので注意が必要ですね。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【250g入り 900円】 洗濯1回のコスト約43.6円 |
蛍光剤 | なし |
使用方法 | 汚れにスプレーして5〜10分置きます |
原産国 | ドイツ |
【成分】 界面活性剤(12〜25%、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、アルコール、純せっけん分(脂肪酸カリリウム))保存剤、水 |
汚れ落ち ★★★★☆
使いやすさ ★★★★☆
手間だけ考えると、この商品が最も手間なしでです。ただ10分浸け置きは長く感じます。
急いでいる時はイライラするかなと思い、星一つ減らしました。
待つだけなので手間はかからないんですけどね・・
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エリそでシミとりプロ 白洋社
クリーニング店「白洋社」が長年つちかったノウハウから生まれた洗浄力と安全性を両立したエリそで用洗剤。ココナッツ油が主成分です。
容器が硬く、洗濯が細いので、エリ全体に液剤を染み込ませるがなかなか手間がかかります。
私はドンキ・ホーテでたまたま見つけて購入したんですが、現在ネットでの販売はないようです。
なので、場所によっては手に入りにくいかもしれません。
液性 | 弱アルカリ性 |
1回の洗濯コスト | 【240ml入り 548円】 洗濯1回のコスト約19円 |
蛍光剤 | なし |
使用方法 | 汚れに塗布し、軽くもみ洗い後に5分おきます |
原産国 | 日本 |
【成分】 界面活性剤(17%、ヤシ油脂肪酸自エタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル) |
汚れ落ち ★★★☆☆
うっすら黄ばみが全体に残ってしまいました。
使いやすさ ★★☆☆☆
小さなシミには問題ないんですが、エリ全体に液剤をしみわたそうと思うとなかなか大変。液剤を塗布したあとにもみ洗いも面倒です。
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まとめ
一覧表で見やすくしてみました。
商品名 | コスパ | 汚れ落ち | 使いやすさ | 総合 |
ウタマロ | 141円(本体0.42円) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ○ |
ミヨシ | 12.6円 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | △ |
NANOX | 18円 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ◎ |
OXI | 59.8円 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ◎ |
Dr.Beckmann | 43.6円 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ○ |
白洋社 | 19.3円 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | △ |
私のおすすめは「オキシクリーン マクスフォース」
汚れ落ち、使いやすさ、そして楽しさで私はオキシクリーンがおすすめではありますが、コスパがよろしくないのは家計に厳しい🤔
あと少しニオイがキツのでニオイに敏感な人には不向きかも!
多少お金がかかってもいいから、とにかく手間なくエリそでの汚れを落としたいという方にはおすすめです。
入手しやすさとバランスの良さは「NANOX エリそで」
圧倒的に使いやすかったのは 「NANOX エリそで」
汚れ落ちで若干オキシクリーンに劣ったものの、丁寧に塗布すれば堂々の洗い上がりになるんじゃないかと思います。
オキシクリーンとNANOX、あとウタマロせっけん、この3つは洗い上がりの布をみて「白いな」と感じました。
NANOXはコスパもよく、どこのドラッグストアでも手に入りやすいですし、今回試した中ではもっともバランスがよかったです。
思ったよりもよく落ちましたが、長期保存した黄ばみを落とすのは、ブラシなので擦り洗いやもみ洗い、漂白剤で浸けおきしないと落ちにくいです。
黄ばみが出る前の予防に使うことをおすすめします。
手間なくエリそで汚れを落としたい場合は、「オキシクリーン マクスフォース」「NANOX エリそで」 の2つがおすすめです。
**** お知らせ ****
『オキシクリーン マクスフォース』はgooランキングさん【クリーニング研究家監修】襟汚れ洗剤の人気おすすめランキング20選【襟が綺麗真っ白に】にも紹介させていただきました。
本日は以上です、お読みいただきありがというございます。
あたなの楽しいしい洗濯ライフのお手伝いができれば幸いです。
コメント
オキシクリーンマックスフォース、気になるなぁ。うちは最近いつもウタマロです。子どもの靴下汚れにも使えるし、ダンナの加齢臭付き襟汚れにも使えるし。
オキシクリーンマックスフォースは汚れ落ちと消しゴムヘッドが汚れ落ちよかったですよ♪
だけどコスパがちょっとねぇ(;´д`)トホホ…
普段は使いはNANOX エリがおすすめかな(((uдu*)ゥンゥン
NANOX エリそで使ってます~^^
ウタマロも持ってますが、なんてたって塗りが手軽。塗ってポイでできるし、いつもちゃんと汚れを落としてくれるな~と。
オキシクリーンも気になるので、今度オキシクリーン買う時に抱き合わせで買っちゃうかもです( ´艸`)
marimoちゃん、コメントありがとう♪
ウタマロは黄ばんじゃったときに使ってま〜す♪
NANOX エリは使い勝手はピカイチだったなぁ(((uдu*)ゥンゥン
手に入り入りやすいのも良い♪
当家は襟袖予備洗い用とさて
白はウタマロ固形石鹸
柄物色物はミヨシマルセル固形石鹸です
ここさん、コメントありがとうございます。
私もウタマロとマルセイユ愛用してます、あとアタック プロEX 石けんも便利だったんですが生産終了になってしまって残念。