こんにちは!おうちクリーニング研究家のハナです。
「あなたの嫌いな家事はなに?」というアンケートを実施すると、必ず上位に食い込んでくるのが・・そう、アイロンがけ。
本日は、できれば避けたいアイロンを楽にする洗濯方法です。
アイロンを使わずに服のシワを伸ばす方法を検証してみたいと思います。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
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アイロンを使わずに服のシワを伸ばす方法5選
夏のシャツはカッチリとアイロンをかけてパリッと着たいのですが、冬のシャツはセーターやカーディガンの下に着ることが多いので、ラフな感じでいいのではないかとなと思っています。
なので、「清潔感のある印象を与えられる程度にシワが伸びればOK!」くらいを目安に検証したいと思います。
実験に使用するシャツは、綿100%の 厚手のシャツです。
シワの構造
洗濯によってできるシワの原因は、まず衣類が水を含んで膨らみ、しかり手を繋いで並んでいた繊維の分子が手を離すことから始まります。そこに脱水などの負荷を背負わせることで分子がバラバラになり、その状態で乾かしてしまうと分子がバラバラの状態で固定され、シワになってしまう・・というのがシワの原理です。
要するに、シワを無くすには、このバラバラになった分子の並びを整えてやるとよいのです。
分子の並びを整える際、熱や水を加えると繊維が膨らむので、分子が動きやすくなります。
よく耳にするアイロンを使わずにシワを伸ばす方法5選
・ヘアアイロンを使う
・お湯で濡らしたタオルを使う
・霧吹きを利用する
・霧吹きとドライヤーを利用です
・乾燥機を利用する
どれも熱か水を使う方法ですね!一つひとつ確認してみましょう。
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ヘアアイロンを使う
ストレート用のヘアアイロンです。
ヘアアイロンを熱してから、生地を挟んでスライドさせます。
ほとんど衣類用のアイロンと同じ原理なので、もちろんシワは伸びますが・・
非常に効率が悪いです。
後身頃までアイロンが入らないので、ちょっと難しくて時間がかかります。
袖は綺麗にプレスできたのですが、それ以外の箇所は残念ながらオススメできません。
シャツの上からベストなどを羽織る予定で、袖だけ整って見えればOK、という場合のみ有効でしょう。
向かって左がヘアアイロン使用後です。ご覧の通り、アイロンが届く範囲であれば、綺麗にシワを伸ばすことができます。
所要時間は約5分ほど・・(袖と前身頃半分のみ)
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蒸しタオルを使う
まずは、まずはタオルに水を含ませてから、ラップなし、600Wで約30秒ほどレンジで温めて、蒸しタオルを作ります。
かなり熱くなっているので、厚手のゴム手袋を使うなど、火傷しないように気をつけてくださいね。
蒸しタオルと乾いたタオルで生地を挟んでプレスします。
向かって左が蒸しタオルでプレスした面です。
これは・・・驚くほど簡単にシワが伸びました!!
蒸しタオルの蒸気で繊維が緩み、同時に熱を加えてプレスすることになるので、水と熱の相乗効果が働いたんでしょうね。
あっという間に着用可能な状態までシワが伸びましたよ。
ただ、かなり蒸したタオルが熱いので、取り扱いには注意が必要です。
旅先などで活用するのは、ちょっと無理があるかもしれません。
所要時間は約3分ほど・・(袖と前身頃半分のみ)
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霧吹きを利用する
最も簡単な方法です。霧吹きで水を全体にかけて、あとは乾くのを待つだけです。
濡れた状態の時に手を使って軽くプレスする、というのがコツでしょうか・・
これでシワを伸ばすのは、ちょっと無理があるのでは・・と、思っていたのですが、意外にもシワが気にならない程度にはなりました。
市販のシワ取りスプレーなどを使わなくても、ある程度であれば普通の水だけでもシワは伸ばせるようです。
だた、濡れた状態から乾かすのに30分ほどかかりますますので、時間の無い時は使えませんね・・・
所要時間は約30分ほど・・(後ろ身頃全体)
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霧吹きとドライヤーを利用する
霧吹きで全体に満遍なく水分を含ませてから、ドライヤーの温風をかけていきます。
蒸しタオルと同様に水と熱を使うので、効率がいいです。
あっという間にシワが伸びていきます。
Before↓ | After↓ |
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※前身頃の右側(向かって左側)のみドラヤーを使ってシワを伸ばしました。
こちらも見る見るうちにシワが綺麗に伸びました。
衣類を下に引っ張りながらドライヤーをかけるのがコツです。
これなら旅先のホテルなんかでも使いやすい技ですね!
霧吹きが無い場合は、タオルなどに水を含ませて、それを使って衣類を湿らせるといいでしょう。
所要時間は約3分ほど・・・(前身頃半分のみ)
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乾燥機を利用する
シャツ全体に霧吹きで水を吹きかけて、10分ほど乾燥機に入れて乾かします。
細かいシワは残ってしまいましたが、パッと見て目立つようなシワは消えていて、着用するのに支障がないほどシワは伸びました。
乾燥機に衣類を放り込んでおくだけなので、非常に楽な方法です。
ただ、仕上がりは「霧吹き」をしただけと大差なかったので、時短にはなりますが、電気代もかかりますし、どちらかというと自然に乾燥させる方法をオススメします。
所要時間は約12分ほど・・
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湯船に水を張った浴室に衣類をかけておく
この方法でシワを伸ばすには、効果が得られるまでに約2時間ほど要したが、思った以上にシワは伸びました。
焦っているときには使えない方法ではあるものの、旅先などで浴室を使用した後、ハンガーを使って衣類をかけておくだけで翌日にはシワのないシャツを着られるので、旅先で宿泊される際には最もオススメの方法かもしれません。
※湿った場所に干すことになるので、事前にファブリーズを利用するのなどして生乾き臭を予防した方がいいかもしれません。
まとめ
アイロンを使わなくても想像以上にシャツのシワが伸びて驚いているのですが、いかがだったでしょうか?
アイロンを使わなくても思っていた以上に衣類のシワが伸ばせる、という結果が得られたので、今回の実験はかなりの収穫でした。
どうしてもアイロンがけが苦手・・・という方は、試しにトライしてみてくださいね。
本日は以上です。あなたの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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