ビジネスコートの洗い方!ちょっとしたコツでキレイに洗える

コート類

こんにちは、ハナです。

本日の洗濯は、夫の通勤用のビジネスコートです。

バイク通勤で利用しているので、すぐに埃や車の排気で汚れてしまいます。

秋口、真冬でも着られるように、取り外し可能なライナー付きです。ライナーの中わたには、ダウンとフェザが入っています。

ライナーは取り外し可能ですので、取り外して「ポリエステルのコート」と「ダウンフェザーのライナー」2種類の洗濯を同時進行します。

通勤用に同じようなコートを持っておられる方は多いのではないでしょうか

自宅で洗いたい、と思っておられる方もいらっしゃるでしょう。

本日は、そんなポリエステルのビジネスコートを洗います。

よろしければ、最後までお付き合いください。

 

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ポリエステルのコートを自宅で洗う場合の注意点

今回のコートに記載されている洗濯絵表示は・・「水洗い不可」「アイロン不可」「ドライのみ洗濯可能」となっています。

本来であれば、クリーニングに出さないといけない衣類なのですが・・

ポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートという樹脂を糸状にしたもので、ペットボトルと同じ素材です。

型崩れや劣化にも強い素材で、シワも付きにくく、原料から衣類に加工しやすい素材になるため、大量生産に向いており、価格も安価です。

デリケートな衣類ではないので、ポリエステルが多く含まれる衣類であれば、水洗い不可でも洗濯機で洗濯可能だと判断しています。

ただ、今回洗うのはカッチリした素材のコートで型崩れが心配だったので、 ドライ用洗剤で手洗いしました。

そんなポリエステルのデメリットは、毛玉が発生しやすく、静電気が起きやすいことと、再汚染の懸念があることです。

ちなみに再汚染とは、洗濯中に落とした汚れが再び付着することを指します。

ポリエステルのシャツを洗うと黒ずんでしまった、という経験のある方は、この再汚染を疑ってください。

汚れが目立つ色をしたポリエステルの素材を洗う場合は、汚れの目立つ衣類と一緒に洗わない、というのが鉄則です。

 

ポリエステルのコートの洗い方

今回洗うコートはバイク通勤で汚れがひどかったので、おしゃれ着用洗剤の中でも洗浄力の高いドライクリーニング専用洗剤「ヘイベック」を使用します。
汚れが目立たないようなら「エマール」や「アクロン」などドラッグストアで購入できるおしゃれ着用洗剤で十分です。
おしゃれ着用洗剤もハイベックも洗い方は同じです。

洗う

①  容器に水をはり、洗剤をよく溶かしておく
②  ①にコートを沈める
いつも洗濯に使っている洗面台だとコートを洗うには少し小さいので、浴槽を使いました。
ハイベックは洗浄力が強いので、予備洗いは必要ありません。
おしゃれ着用洗剤を使う場合は、袖口など汚れが気になるところに洗剤原液をつけて汚れに馴染ませます。
③  20分つけ置き
ハイベックの説明書には、10分ほど浸け置くようにと記載されているのですが、ポリエステルなどの水に強い素材を洗う場合は、20分ほど浸け置くのがオススメです。
④ シャワーですすぎ
すすぎの際は、コートを湯船の縁にかける、もしくは湯船の上を橋渡しさせるように棒状の竿などを設置し、シャワーをかけながら洗剤を落としていきます。
泡が出なくなるまですすぎます。
⑤ 柔軟剤と洗濯のり
泡が出なくなったら、もう一度湯船に水を張り、仕上げ剤(洗濯のり)と柔軟剤をよく溶かして、すすぎ終わった衣類を10分ほどつけ置き
⑥ 脱水は洗濯機で1分
洗濯機でタイマー1分で脱水します。この場合の1分は高速回転に入ってからの1分なので実質3分くらいです

干す

今回のコートはアイロン不可となっていたので、できる限りシワを作らないように干していきます。
私はボティハンガーといって、人の肩幅くらいに膨らませて使うタイプのハンガーを愛用しているのですが、お持ちでない場合は普通のハンガーにバスタオルを巻き付けるなど、肩の厚みを再現するように工夫してみてください。

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ダウン入りライナーを自宅で洗う

ライナーの中わたには、ダウン80%、フェザー20%が入っています。

ダウンは水鳥の羽毛なので、水には強いです。洗濯絵表示を見ると、手洗い可能な場合も珍しくありません。たとえ洗濯不可と表示されていても、布地によっては洗濯機を使用しても問題ないと思っています。

中わた以外の素材は、ポリエステル100%となっています。

洗濯絵表示では水洗い不可となっていますが、コートの中に装着するタイプのライナーですし、多少の型崩れであれば目立たない箇所なので、洗濯機を利用します。

ダウンとフェザーの特徴

ダウンは水鳥の胸のあたりにある羽毛のことで、見た目はフワフワとした綿毛のような優しい感じ。

吸湿発散性に優れていて、軽くて暖かい素材です。

 

フェザーは水鳥の翼に位置している、中心部に芯のある羽根です。
弾力性に優れている素材なので、 型崩れを防ぐために一定量をダウンに加えて入れるのが一般的です。

羽毛はドライクリーニングと相性が悪い

水鳥の羽根である羽毛は水によるダメージに強く、ほとんど影響を受けません。

しかし、ドライクリーニングに使われる溶剤は油性なので、その溶剤が羽根の表面に張られた羽毛を守るための薄い油の膜を落とし、せっかくのふわふわの質感を劣化させてしまいます。

数回の洗濯では変化は感じないかもしれませんが、回を重ねるごとにダウンやフェザーが硬化して、ふんわり感が損なわれます。

ふんわりと空気を含むことで保温性をキープする素材になるので、羽毛が硬くなると温かさが失われたように感じてしまいます。

クリーニングに出す場合でも、ダウンの保温性を持続させるため、数回に1回はウェットクリーングを指定して出しましょう。

※ウェットクリーニングを受け付けていないお店もあるので、店舗に問い合わせてみてください

ダウン入りライナーの洗い方

おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤を使用し、洗濯機で洗います。

洗う

① バスタオルで包んで洗濯ネットに入れる

ダウンは軽い素材になるため、どうしても水に浮く性質があり、洗いムラが生じる場合があります。

水に浮いてしまわないように、バスタオルで包んでから洗濯ネットに入れます。
目で見て気になる汚れがある場合は、洗剤を薄めておいた液を染み込ませた布で軽く拭き取っておきましょう。
② 洗濯機で洗う
洗濯機の洗濯コースはウール洗い用のコースを選択してください。
ポリエステルは静電気が起こりやすいので、柔軟剤の使用をオススメします。

干す

濡れた羽毛は非常にデリケートな状態なので、乾くまでは絶対に引っ張ったり、叩いたり、乱暴に扱わないようにしてください。
シワになっていたとしても、乾けば中の羽毛がふっくらと膨らむので、シワは目立たなくなります。
しっかり乾いたら衣類全体を上下に大きく揺らし、空気を含ませます。この手順を守って干せば、ふんわり感保温力が蘇ります。

ビジネススーツの洗い方 Before After

コートにライナーを装着してでき上がりです。
ふんわりと暖かそうに仕上がりました。

 

BeforAfter
洗濯の前は気になっていた、袖口の白い汚れも綺麗に取れました。
シワもほとんど気にならない程度でしたが、気になる場合はアイロンを衣類から浮かせた状態で、スチームアイロンをかけてください。

本日は以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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