【この記事を読んで解決できること】
・洗濯で花粉を防ぐ方法
・家の中に花粉を待ち込ませない方法
・最適な柔軟剤
こんにちは、おうちクリーニング研究家のハナです。
洗濯でできる花粉症対策は静電気を防止することです。静電気防止スプレー、静電気除去スプレーの正しい使い方。静電気除去に効果的な柔軟剤などを効果のありそうなものを試してみます。
家に持ち込ませない花粉対策
せめて家の中だけでも快適に過ごしてもらえたらと思います。
よろしければ最後まで、お付き合いください。
スポンサーリンク花粉が飛ぶ時期と時間
画像出典:アレジオン公式HP
花粉対策は2月から
花粉カレンダーをみると、冬を除き、ほとんどの季節でアレルギーを引き起こす花粉が飛び交っているのがわかります。2月ごろから飛び始めるのかな?と思っていましたが、1月からすでに飛び始めているのがわかります・・・最も飛散量が多いのは4〜5月。
そして、時期だけでなく花粉が多く飛ぶ時間というものもあります。
花粉は朝から昼、気温が上昇するにしたがって多く飛びます。
もっとも飛散量が多いのは11時〜19時の間。4〜5月はできれば部屋干しがおすすめですが、どうしても外干ししたい場合は19時以降に干し、朝方に取り込むのがベストです。
花粉の時期は夜干しがおすすめ
夜に干すの?と思われるかもしれません。夜に干すメリットも実はたくさんあります。
●衣類の日焼けによる劣化が少ない
●排気ガスで汚れにくい
●朝の時間を有効活用できる
●お風呂の残り湯が使える
●部屋干しよりも早く乾く
ちなみに夜に外干して洗濯物が乾くまでの時間の目安は以下のとおりです。
冬 5〜7時間
春 4〜6時間
夏 2〜4時間
秋 4〜6時間
乾かすのに5時間以上の時間がかかる場合は生乾き臭の問題がでてきますが、花粉の飛ぶ春〜秋は5時間以内に乾く確率が高いです。
※素材、気温、天気によって洗濯物が乾くまでの時間は変わりますので、あくまでも目安です。
ただ、洗濯機の騒音問題もあるので、少なくも21時までに洗濯を終わらせたいところ。
それが無理なら部屋干しも視野に入れてください。花粉をさける洗濯時間
・19時以降に干して朝11時までに取り込む
・部屋干しする
干す時間、干す場所を変えるだけで、花粉の侵入を格段に防ぐことができます。
スポンサーリンク花粉を引き寄せる静電気
衣類に花粉をひきよせる大きな原因は静電気です。
室内に花粉を持ち込ませないための最重要ミッションは可能な限り静電気を起こさないようにするこです。
ところで、静電気を起こしやすい素材といえば、どんなものが思い当たるでしょうか。
このプラスとマイナスの両極端の繊維ほど、静電気が発生しやすい素材です。そして、プラスとマイナスの組合せは、さらに静電気の発生を強めます。
例えばウールのコートの下にアクルリニットなんていうのは、静電気に関しては着合わせが悪い素材と言えます。
花粉が多く飛ぶ季節は綿や麻など静電気が起きにくい素材の服を選ぶと、花粉がつきにくくなります。
とは言え、花粉のことばかり考えてコーディネートしていられないですよね。
そこで、静電気防止に役立つグッズを紹介します。
スポンサーリンク花粉を防ぐ柔軟剤
自宅で洗う場合は静電気防止効果の高い柔軟剤を使います。
柔軟剤に浸け込んだナイロン製の布をポリエチレン粒の中に入れて、付着した粒の数で静電気対策になるのはどの柔軟剤かという実験をしました。
2024年、30種類の柔軟剤を試した結果、静電気防止に効果が高かった柔軟剤はベスト5は以下の柔軟剤です。
柔軟剤で静電気を防ぐことができれば、花粉が服につく量を減らすことができます。
1位 | 2位 | 3位 |
キュレル 衣料用柔軟剤 |
レノア 超消臭1week |
レノアリセット |
香りを残したくない方は「キュレル」、香りを楽しみたい方は「レノア」がおすすめです。
Before | After |
柔軟剤によって千差万別ある静電気防止機能。だからと言って下位の柔軟剤は花粉に対して意味がないのかといえば、そんなことはなく画像の「After」は花粉に見立てたポリエチレン粒を手で払った後の画像です。
静電気機能が高い柔軟剤からそうでもないものまで、柔軟剤を使わないよりは使ったほうが花粉を落としやすくなることがわかりました。花粉症に悩んでいる方は花粉が飛ぶ時期だけでも柔軟剤を使ってみてはいがでしょうか?
日本より静電気被害が深刻な海外の柔軟剤も効果的です。コスパが悪いのとリアル店舗ではほとんど見かけないのがデメリットですが、花粉にはダウニーの無香料フリー&ジェントルがおすすめです。
ダウニーは強い香のイメージがあって避けている方も多いと思います。だけど日本よりもずっと静電気被害が深刻なアメリカの製品なので、日本メーカーのものよりも静電気防止効果は絶大です。
ダウニーのフリー&ジェントルは無香料なので部屋干ししても強すぎる香りが気になることがありません。
静電気に有効なグッズはどれ?
以下の静電気対策グッズを実際に使用し、商品の静電気防止効果を検証してみました。
・プロテクトガード(静電気の発生を防ぐ衣類プロテクター)
・エレガード(静電気防止スプレー)
・柔軟剤(ソフラン)
・静電気除去ブラシ
布の半分に処置を施し、しっかりと乾かしてから・・
砕いた発泡スチロールと一緒にビニール袋に入れて、どれだけ発泡スチロールが布に付くかで、静電気防止効果を検証してみたいと思います。
リセッシュ除菌EX プロテクトガード
PM2.5・花粉・ハウスダスト・黄砂の静電気による付着を防ぎます(衣類プロテクター<静電気防止成分>配合)。
せんいの奥まで浸透して、菌・ニオイを元から撃退!99.9%除菌&消臭。
皮脂酸化ブロック技術採用で、しみついた汗・皮脂のニオイ戻りを防ぎます。さらに、皮脂の酸化による黄ばみの発生まで抑制。
対象物から20〜30cmほど離し、全体が軽く湿る程度にスプレーして、乾燥させます。
向かって左半分がスプレーした側になるのですが、しっかりと静電気を防止してくれていますね。
Amazonでの価格は、¥320(使用回数の目安は約15回)
花粉だけでなく、PM2.5や黄砂、ハウスダウストなどの静電気による付着を防ぎつつ、消臭効果や除菌効果にも期待できるので、コストパフォーマンスにも優れている、とても優秀な多機能スプレーです。
「プレミアムシャボンの香り」と「香りが残らないタイプ」の2種類あります。
\プレミアムシャボンの香り/
\香りが残らないタイプ/
エレガード(静電気防止スプレー)
ブラウスやスカートのまつわりつき、セーターを脱ぐときのパチパチ、ホコリや花粉、PM2.5などの衣類への付着は冬のオシャレのストレス源。エレガードなら着たままシューッとスプレーすることで、瞬時に静電気をOFFに。乾燥する時期のコーデにはなくてはならない、強い味方です。(ライオンHPより)
対象物から20cmほど離し、全体にスプレーします。静電気の防止には、30cm四方で約4秒が目安。ミディアム丈のスカート1枚だと、約10秒ほどです。
若干、発泡スチロールの粉が付いてしまいましたが、許容範囲内でしょう。
Amazonでの価格は、160mlタイプが¥500(使用回数の目安は約80回)
「リセッシュ除菌EX プロテクトガード」のように消臭効果や除菌効果には期待できませんが、手軽にスプレーできること、また外出先などでも使える持ち運びに便利なサイズなので、普段から鞄に携帯したり、旅行先での強い味方になってくれると思います。
柔軟剤
水に規定の量の柔軟剤をといて、布を5分ほど浸してから、洗い流さずに干しました。
向かって左側が柔軟剤ありで、右が無し
細かい発泡スチロールが付いていますが、しっかりと静電気は防止されています。
普段柔軟剤を使っている人は、新たにスプレーするなどのアクションを起こさなくても静電気が防止できるので、この柔軟剤に切り替えるだけでも効果が見込めると思います。
静電除去 洋服ブラシ ミディアムサイズ
白馬毛を使用して作られたブラシで、カシミヤやウールなどの高級素材が出す風合いを長く美しく保つために、ハイテクノロジー素材と静電気除去繊維を混毛しています(銅イオン含浸アクリル繊維)。
静電気を帯びたカシミヤやウールなど、お気に入りの洋服の取れにくいホコリや花粉をしっかり落とします。静電気除去効果は、半永久的です。
布半分をブラッシングした後、砕いた発泡スチロールと共に袋の中へ入れたのですが・・・
まさかの静電気大量発生!!(※左がブラッシングした後です)
ブラシは静電気の防止にならないどころか、むしろ逆効果。出かける前にブラッシングするのは避けましょう。
しかし、布から発泡スチロールの粉を落とす目的でブラシを使用すると
あっというまに発泡スチロールの粉を落とすことができて、かなり驚きました。
このように、ブラシは静電気防止目的で使用するのではなく、付いてしまった花粉を落とす際、非常に役立つアイテムです。ご帰宅の際は、このブラシを使ってブラッシングを行い、それから室内に入りましょう。
Amazonでの価格は、¥3,130(使用回数は半永久的)
クリーニング店の花粉防止加工を利用する
クリーニングに出す場合、大手だと白洋舎などで「花粉付着防止加工」を行なっているところも増えてきているので、気になる方は一度問い合わせてみてくださいね。
ちなみに白洋舎の料金はオリジナル料金の50%増。
クリーニング代+クリーニング代の50%ってことですね。
(※最低 300円+税 上限2,200円+税)
洗濯でできる花粉予防のまとめ
室内に花粉を持ち込ませない洗濯技のまとめは以下のとおりです。
・夜に干す
・部屋干しする
・柔軟剤をつかう
・静電気防止スプレーを使う
・帰宅したらブラシで花粉を払い落とす
一般的なことですが、実際に効果はあります。
静電気防止スプレーはコスパを考えるならLION「エレガード」、多少コスパが悪くても多機能を求めるなら花王「リセッシュ除菌EX プロテクトガード」がおすすめです。
同じ柔軟剤でも種類によって随分違いました!普段使っている柔軟剤と違うものを使うのに抵抗があるかもしれませんが、静電気防止の高いものを花粉症のツラい時期だけでも使ってみてはいかがでしょうか。
\花粉を防ぐおすすめ柔軟剤の記事はこちら/
本日は以上です。お読みいただきありがとうございます。あなたなの楽しい洗濯ライフのお手伝いができれば幸いです。
コメント
我が家の洗濯担当は旦那ですが
帰宅後に洗って全て室内干しで壁掛け扇風機と
除湿乾燥機2台で乾かしています( ´艸`)
花粉以外にも色々と厄介なものが飛んでるからね。
静電気防止スプレーはダイソーで
プラボトルに入ったスプレーが売っていて買ったんだけど
意外と使えるわ?(^_-)-☆
おお?、夜干ししかほぼ出来ない私にとって、夜干しのメリットを羅列してくださったのがありがたい^^
確かに花粉症の方がマスク手に入らなかったら危機的状況ですもんね。
マスク以外でできる対応、「○○以外でできる対応」この考え方は他にも応用できそうです^^
今年はまだ花粉に反応してないな…あんまり。( ゚д゚)ウム これからなのかなぁ…。
うわぁ???
出かける前のブラシとか、よかれと思ってやってしまいそうだ・・・( ;∀;)
去年の爆発的に多かった花粉から、肌が異常にかゆくなる皮膚炎デビューしました。
顔用ガードスプレーしないと、もうすぐ赤くぽつぽつできてかゆくなります。
首とか耳とかにもスプレーしないと、あっという間。
今のところスプレーすれば大丈夫ですが、洗濯物は外に干してます。柔軟剤参考にさせていただきます。(今のところ、体は大丈夫です)