【実録】COACH(コーチ)のナイロンバッグを洗ってみました!

ファッション小物

こんにちは!ハナです。

私は片道30分の自転車通勤をしているのですが、自転車に乗る時に愛用しているコーチの肩掛けバッグの傷みが目立ってきたので、リペアしてみることにしました。

本日は、傷ついたナイロンの傷を目立たなくする方法などを試してみたいと思います。

ナイロンバッグは以前にも洗ったことがあるのですが、今回は画像も加えて詳しく洗っていきます。

お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

 

 

 

ナイロン素材の特徴

【メリット】

・吸水性が悪く水に濡れても乾きが早い
・弾力性がありシワになりにくい
・カビが生えにくい
・変形しにくい
・染めやすく鮮やかな発色が可能
・軽い

 

【デメリット】

・紫外線に弱く光脱色しやすい
・熱に弱い
・吸水性が悪い*

*素材の用途によってはメリットでありデメリットでもあります

ナイロンはとても強い素材ですが、特性として “熱に弱い” というデメリットが挙げられます。少々乱暴に洗っても大丈夫ですが、干す時は日光に直接当てないように気をつけ、アイロンがけの際は当て布をしましょう。

今回洗うバッグ

全体に黒ずみ、薄汚れが気になります。

 

擦り傷も多々・・・

背面には大きな水染みが・・・

底の皮部分も擦れが酷いですね・・・

ブランドロゴも擦れて白っぽく変色していますが、COACH(コーチ)のバッグです。

せっかくのブランド物も、手入れを怠ると残念な感じになりますね・・・

 

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洗剤選び

今回洗うバッグには、洗濯絵表示が見当たりません。しかし、素材はナイロンです。

ナイロンは強い素材ですので、洗浄力の強い「弱アルカリ性」の洗剤や石鹸でも洗えます。

ただ、弱アルカリ性の洗剤の中には漂白剤や蛍光剤入りの物があり、色柄衣類には使えない洗剤も多いので、注意が必要です。弱アルカリ性の洗剤を使う場合は、成分を確かめて漂白剤や蛍光剤が入っていない物を選びましょう。

 

色柄衣類を洗う場合、私のオススメはラボンです。少し大きめのドラッグストアであれば、どこでも売っていますし、蛍光料も漂白剤も入っていないのに、抜群の洗浄力を誇る洗剤です。

 

 

 

ただ、今回は大切にしてるバッグですし、少し慎重に洗いたいと思います。

あまり汚れが目立たない場合であれば、おしゃれ着用洗剤でも問題ありませんが、今回は汚れが酷いので、洗浄力の強いハイベックを使います。

ハイベックはドライクリーニング専用の洗剤で、水溶性・油溶性・不溶性の三大汚れを同時に洗うことができるオールマイティな洗剤です。

大きなドラッグストアでも手に入りますが、私が知る限りではアマゾンが最安値ですね。

 

 

 

洗濯開始

洗い方

今回はハイベックを使ていますが、おしゃれ着用洗剤の場合も洗い方は同じです。

10Lの水に大さじ1のハイベックを溶かし、バッグを沈めます。
汚れの酷い箇所は、ブラシで軽く擦るなどして10分ほど浸け置きした後すすぎます。

おしゃれ着用洗剤を使う場合は事前に消すゴムなどで、ある程度汚れをおとしておき、汚れの落ちの経過を見ながら2時ほど浸け置きします。

 

 

すすぎは、水を容器または洗面台に溜めて、バッグを水の中で “ゆらゆらゆら揺らし” すすぎます。ここは優しく、水を入れ替えること3回くらいで終了です。

バッグをパリッと仕上げたい場合は、仕上げ剤を使います。

すすぎ終わったら、ハイベック仕上げ剤を10Lの水に大さじ2(ちょっと多め)と柔軟剤を通常の半量だけ入れた液に10分浸けてタオルドライし、可能な限り水気を取っておきます。

※ハイベックの仕上げ剤がない場合、普通の洗濯のりOKです。

 

仕上がりを左右する上手な干し方

 

濡れたバックの中に、新聞紙や要らないタオル、Tシャツなどの形を整えながら詰めて陰干しします。

ナイロンは光劣化しやすいので、ぜったい直射日光を当てないようにしてください。

そのままの状態で形が固定されるので、干す際は丁寧に形を整えるのが最大のポイントです。

夏でしたら一晩でよく乾きます。

冬は2日ぐらい干して、完全に乾かします。

乾いたら汚れ落ちチェック!

背面の汚れはきれいに落ちましたね〜♪

前面の汚れも落ちていますが、傷が目立つので、あまり綺麗に見えません・・・

では、最後の仕上げに参りましょう♪

 

仕上げ

傷を目立たなくする

傷を目立たなくするために使うのは・・・・

意外かもしれませんが、毛玉取り機です。

私が愛用している泉精機製作所の毛玉取り器はデリケート衣料にも使えるので、短い毛羽立ちも綺麗に取ることができます。

毛玉取り器を使用する場合は、100円ショップなどで売っているアイロン用のグローブを利用すると誰でも失敗なく綺麗に仕上がりますよ!

アイロングローブ
もし、グローブタイプのアイロン当てがない場合は、折り畳んだタオルなどで代用してください。

毛ばたちのある布の裏にアイロングローブを当てて、デリケート衣料用のモードで毛玉取り器をかけていきます。

どうでしょう・・・傷が目立たなくなって綺麗になりました。

毛羽立ちがあると傷に影ができるので、そこが黒ずんで見えてしまうんです。毛羽立ちを除去すると傷は無くなりませんが、目立たなくなります。

傷が目立たなくなったら低温〜中温でアイロンをかけます。
イメージは表面を軽く溶かす感じです!(実際に溶かしてはいけませんが・・・)

私は直接アイロンを当てちゃってますが、慣れない人は念のために当て布を当てたほうが安全かと思います。

 

革には栄養クリームを

最後は、無色透明の革用クリームを塗り、革部分の手入れをします。(色付きだと服やバッグを汚してしまうかもしれないので、ご注意ください)

私は「レザーパートナー」という栄養クリームを愛用しているのですが・・・

レザーパートナーに付属しているスポンジは “まったく使えない代物” ですから捨ててください!

レザーパートナーを使う場合は、ストッキングなどの目の細かい布に少量取って、丁寧に塗り込みます。乾いたら、柔かい布で拭き上げて出来上がりです。


●底の皮部分(太め)

Before
After

●ブランドロゴ(革)(太め)

Before
After

 

●前面の汚れと傷

Before
After


●背面の水染み

Before
After

 

どうでしょう・・傷も目立たなくなり綺麗に仕上がりました。

 

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まとめ

バッグは洗濯表示が付いていないものが多く、素材が分からない場合もあると思います。分からない場合は、生地に優しい中性洗剤かオールマイティに使えるハイベックなどのドライ用洗剤を使うと失敗しないので、安心です。

記事の本文でも書きましたが、干す前に形をキレイに整えましょう!

前回、ナイロンバッグを洗った時に、初めて毛玉取り器を使ってみたのですが・・・これが大成功!!とても使い幅の広い道具なので、衣類の手入れがしたい方は、とりあえず1台持っていても損ではありません。意外と夏物衣類にも使えます。

本日は、以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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