こんばんは、ハナです。
本日は、以前に書かせていただきました洗濯ネットについて、もう少し掘り下げて書き直してみました。洗濯ネットを使った実験では、少し意外な結果も出ましたので、前に目を通してくださったことのある方も最後までお付き合い頂けると幸いです(^^)
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洗濯ネットの役割
洗濯のたびに、衣類は少しづつ劣化してしまいます。
洗濯による衣類の劣化を遅らせる為には、同じ素材の衣類に分け、その素材に合った最適な方法で洗うことが大切です。
ですが、一般家庭では違う素材の衣類を一緒にいて洗濯機で洗うことがほとんどですよね。
例えばニット素材と厚手の綿など、素材によっては強度がまるで違います。
その際、弱い素材にばかり合わせて洗っていては、汚れ落ちに不満が出てくることもあるでしょう。
そんな時、弱い素材の衣類を強い素材の衣類に近付ける為の方法として、洗濯ネットを利用することがあります。
ただ、洗濯ネットを使うメリットは非常に多いものの、もし使い方を間違えてしまったら、汚れ落ちが悪くなったり、かえってシワが付きやすくなるなどのデメリットも生じてしまいます。
せっかく洗濯ネットを使うなら、闇雲にテキトーな洗濯ネットに突っ込むのではなく、衣類に合った洗濯ネットを使用したいですね。
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洗濯ネットを使用した方がよい衣類
洗濯ネットを使う洗浄力は若干落ちてしまいます。
反面、洗濯ネットを使うと衣類へのダメージを減らしてくれるので、デリケートな素材には洗濯ネット必須です。
では、どんな衣類に洗濯ネットが必要なのか見ていきましょう。
洗濯絵表示に以下の表示があるもの
旧表示 | 新表示 |
・ネット使用の指定がある
・弱洗いの指定がある
・手洗いの指定がある
2916年以降に製作された衣類には新しい洗濯表示マークに変わっています。
新マークには洗濯ネット使用の表記はなくなりましたが、必要な場合は洗濯タグに文字で記載されています。
下記の特徴があるもの
●スパンコールやビジューなどの飾りがついた衣類。
●下着などのホックがついた衣類。
●ストッキングやタイツなどの長い衣類や紐の付いた絡みやすい衣類。
●やさしく洗いたい衣類。
●色の濃い衣類。
●ニットなどの伸縮性のある衣類。
洗濯ネットの選び方
100円均一ショップでもたくさんの種類とサイズが販売されている洗濯ネット
では、どのように選べばいいのでしょうか
洗濯ネットのサイズ
衣類を畳んだ状態でぴったり入る大きさがジャストサイズ!
衣類に対して大きすぎる洗濯ネットを使ってしまうと、洗濯ネットの中で衣類が泳いでしまい、かえってシワを招いてしまう場合があります。
また、小さい洗濯ネットに何枚もの衣類を詰め込むと、中まで洗剤液が浸透せずに汚れ落ちが悪くなります。
100円ショップなどにも多種多様な洗濯ネットが売られていますので、何種類か揃えておくと服によって合わせやすく便利ですよ。
ちょうどいい大きさの洗濯ネットがない場合は、ゴムで端を縛るなど、洗濯ネットを衣類の大きさに合わせて使いましょう。
ジャストサイズの洗濯ネットを使ったら、驚くほどシワがつきにくくなりますよ。
目の粗いネット
絡まりやすい衣類を入れるのに適しています。
目が粗い分、洗剤が行き渡りやすく、よく汚れが落ちます。
デリケートな衣類や、色の濃い衣類には不向きです。
目の細かいネット
スパンコールやビジューなどの飾りが付いた衣類。
色の濃い衣料、デリケートな衣料に向きます。
ブラジャー専用ネット
ワイヤーの変形や、カップの型崩れを防ぎます。
大物用ネット
タオルケットや毛布など、大物を洗濯する時に使用する洗濯ネットです。
大物の洗濯物を洗濯ネットに入れずに洗濯機で洗濯すると、水を吸って重くなり、洗濯機の中で左右に振られて、洗濯機に余計な負担がかかります。ネットに入れることで、偏りを防ぐことが可能です。
洗濯ネットに入れる枚数は?
洗濯ネットに入れるのは洗濯ネット1枚につき、洗濯衣類1枚が基本になるのですが、
同じ素材や同じ色の衣類であれば、2-3枚入れても大丈夫です。
衣類を折り畳んでからネットに入れ、ちょうど隙間がデキないぐらいの大きさの洗濯ネットを選びましょう。
夏物衣類など、たくさん汗を吸った衣類を洗う場合は、折り畳んだ衣類よりも少しだけ大きめのネットを選びます。
シミや汚れがある場合は、先に軽く取り除いてからネットに入れましょう。
ネット使用のための衣類の畳み方
洗濯ネットを使用する際に試していただきたい、最適な畳み方です。
<ワンピース・シャツ類>
あらかじめボタンは留め、ファスナーも全て閉じておきます。
汚れやすい首回りなどが表になるように畳みます。
袖は汚れが付きやすい袖口が表になるように畳みます。
ブラジャー
ホックを留め、カップが重なるように二つに折り、専用の洗濯ネットを利用します。
スラックス、ジーンズなどのボトムス
あらかじめボタンは留め、ファスナーも全て閉じておきます。
洗濯ネットのサイズに合わせて幅を決め、蛇腹折りにします。
ビジューや刺繍などの飾りがある衣類
裏返しにするか、飾りが内側になるように畳みます。
メリットとデメリットを検証する
メリット:洗濯シワを防ぐことができる。
デメリット:汚れ落ちが悪くなる。
上記の項目を検証してみます。
使用するのはリネン100%のシャツ
水性ボールペンと油性ボールペンの汚れをつけ、洗濯ネット使用、不使用時の洗い上がりの違いを見ていきましょう。
洗剤は漂白剤・蛍光剤不使用の弱アルカリ性の液体洗剤を使用。
汚れが表になるように洗濯ネットに入れます。
シワ防止効果
左が洗濯ネット使用で、右が洗濯ネット不使用です。
洗濯ネットを使用した方が、明らかに洗濯シワが少なくなっています。
リネンの場合、脱水は1分ほどで充分なんですが、今回はあえて3分脱水しました。
1分脱水なら、アイロンを掛けなくても着用可能。
汚れ落ち
洗濯ネットを使うと汚れ落ちが悪くなるというのが常識だったのですが、洗濯ネット使用も不使用もどちらもキレイに汚れが落ちました!!少し驚きました。
洗濯ネット1枚につき、洗濯物1枚。汚れを表にして洗濯ネットに入れる・・
これを守れば、汚れ落ちも問題ないようです。
まとめ
今回の実験では、液体洗剤で汚れ落ちが最強だったLavons(ラバン)を使用しました。洗浄力の劣る「おしゃれ着用洗剤」を使っていたら、また違った結果になっていたかもしれません。
洗濯ネットを正しく使って、洗浄力が高い洗剤を使った場合は、洗濯ネットを使っても使わなくても洗浄力に大きな差は生じないことが分かりました。
そして、洗濯ネットを使用した方が、洗濯シワは格段に少ないことも確認できました。
なので、大切な衣類は汚れの程度に関わらず、洗濯ネットを使用することをオススメいたします。
本日は以上です。
どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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コメント
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