こんにちは、ハナです。
本日洗濯するのは、帽子です。
帽子は汚れが付きやすいにもかかわらず、あまり洗うイメージはないようです。あなたは普段から、帽子を洗っていますか?
帽子は意外と汚れがちですし、型崩れした帽子をかぶっていると、やはり印象がよくありません。本日は、帽子を洗ってリフレッシュさせましょう。
よろしければ、最後までお付き合いください。
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帽子を洗う方法
洗濯絵表示を確認
注意すべきは、以下のマークです。
旧表示 | 新表示 |
*水洗い不可のマークになります。
旧表示 | 新表示 |
*ドライ洗浄不可のマークです。
この「洗う」を禁止するマークが両方とも付いていたら、その素材は洗えません。クリーニングに出すなど、プロに任せましょう。
反対に、どちらか1つしか付いていないようなら洗濯可能です。
水洗い不可という本当の意味
水洗い不可の洗濯絵表示が意味しているのは、水に浸けた途端に生地がボロボロになって使えなくなる!ということではありません。
素材にもよりますが、基本的に水に浸けても大丈夫だけれど・・
●色落ちの心配がある
●型崩れしやすいすく上手に仕上げるのが難しい
大半の場合、上記の理由で水洗い不可になっていることが多いです。
基本的に洗濯絵表示に従いますが、水洗い不可の場合でも、綿やポリエステル素材の場合、型崩れにさえ気を付ければ、自宅で洗えると私は思っています。
注意しないといけないのは、水に強い素材でも、帽子のツバに固い芯の入ったキャップなどの帽子です。
ツバにはポリエチレンの板が入っている場合が大半ですが、ごくまれに圧縮したボール紙が使われていることがあります。その場合、紙は水に弱い素材ですから、水洗いは厳禁です。
また、ツバの先に針金などの金属が入っている帽子も、水に浸けると錆てシミになってしまう危険性がありますので、水洗いは避けましょう。
洗濯開始
帽子には様々な種類がありますが、洗い方はだいたい同じです。
本日洗うのは、くしゃくしゃに型崩れした綿の帽子です。
まずは、着脱可能なタイなどの付属品を全て外します。
次に、衣類用のブラシや粘着テープなどを使用して、あらかじめ埃を取り除いておきましょう。
汚れが目立つ箇所は、洗濯石鹸を付けて洗濯ブラシでこすり洗い。
帽子内側の汚れは、皮脂やファンデーションなどの油性の汚れなので、油と相性がよいウタマロ石鹸がオススメです。
目立った汚れを取り除いたら、おしゃれ着用洗剤で浸け置き洗いします。
今回は、20分ほど浸け置きしました。
しっかりすすいで、糊付けします。
帽子の場合、洋服よりもハリを持たせたいので、洗濯のりの量は通常の2倍ぐらいが最適です。
ほんの少し柔軟剤も入れます。柔軟剤を入れることで静電気を防止して、埃の付着を防ぎます。
型崩れを防止するポイント(脱水)
脱水方法は、基本的にタオルドライです。
タオルに挟んで、丸めるようにして水を切ります。
水洗い不可の素材は、雑巾しぼりや脱水機などの使用も厳禁です。
型崩れを防止するポイント(干す)
帽子の洗濯で最も重要視しなければならないのは、いかに型崩れを起こさせずに「干す」かだと思います。
のりを強めに効かせているので、乾くとその状態で固定されます。
綺麗なシルエットに仕上がるように、濡れている状態から形を整えてください。
ピッタリと形の合うザルなどがあれば一番いいのですが、無い場合はビニール袋などを利用します。帽子の中で膨らませて、シワにならないように形を整えましょう。
帽子は上下ひっくり返して、このまま陰干しで平干しのまま乾かしていきます。夏場であれば約3-4時間ほどでカラッと乾くと思います。
アイロンをかける際は、グローブタイプのアイロン用パットがあると便利です。100円ショップなどでも販売されていまうので、探してみてくださいね。
アイロンを浮かせ、帽子の表面にスチームをあてながらシワを伸ばします。スチームは高温なので、くれぐれも火傷しないように気を付けましょう。
出来上がりです。
のりを強めに効かせたので、パリっとしたハリが蘇りました♪
後日干す時の詰め物は何がいいか、いろいろ試してみたのですが、風船がもっとも仕上がりがよかったです。
新聞紙を詰めてみたり、ポリ袋を使ってみたり、イロイロ試してみたけど、
帽子には風船が一番いい✨
#型崩れしないの干し方 pic.twitter.com/jZBcgelgzn
— ハナ@おうちクリーニング研究家 (@hana_labnote) May 4, 2021
風船は100円ショップで販売されているので、試してみてください♪
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ラフィア帽を洗うとどうなる?
綿やポリエステルは水に強く、洗ってもダメージが少なそうです。
では、他の素材ではどうでしょうか?
数年前から、ラフィアの糸を編んで作った帽子や鞄が女性たちの間で大流行しています。
水洗い厳禁と言われているラフィア帽を水で洗うとどうなるか、実験してみたいと思います。
ラフィアとは、椰子の葉の繊維をほぐして糸にしたものです。ラフィアで編んだ製品は柔らかく、しなやかで、折り曲げても型崩れしにくいのが特徴です。なので、丸めてコンパクトに持ち歩くことも可能です。
ただ、水には非常に弱く、雨に濡れただけでも、かなり縮みます。
もちろん洗濯絵表示は、水洗いもドライ洗いも禁止です。
そんな洗濯のハードルが高そうなラフィア帽ですが、思い切って洗ってみました。
縮みやすい素材になるので、大きさの型を取っておきます。大き目の紙に、サインペンで輪郭を写します。
ウールなどであれば、たとえ縮んでしまったとしても、この型に合わせて伸ばしていくことで復活させられますが、ラフィアは縮んでしまうと修正できません。今回の型取りは、あくまでも記録用です。
使った洗剤は、ハイベック。※黄色い方です。
このように水に浸けてしまった段階で、後戻りはできません。とにかく素早く洗いましょう。
浸け込み5分で引き揚げます。ハイベックを使用すれば、5分でも充分汚れが落ちます。
もちろん脱水機などは使わず、基本のタオルドライです。タオルで挟み、押すようにして水気を吸い取ります。こするとラフィアの繊維が切れてしまうので、極力摩擦を与えないように注意しましょう。
型崩れ防止のために、ビニール袋を入れて膨らませます。
このまま日陰で平干しのまま乾かしていきます。今回は、約5時間ほどで乾きました。
残念ながら、乾く前から縮んでいるのが分かります。
網目が詰まってしまったような状態で、触り心地もカタくなりました。
たった5分ほど水に浸けただけなのに、随分と縮んでしまいましたね。
*ラフィア帽は水洗い厳禁です*
普段のお手入れは、アルコール除菌できるウェットティッシュで拭くだけにしておいた方が安全だと思います。
まとめ
夏は日よけに、冬は防寒に、一年を通して大活躍してくれる帽子です。
綺麗にお手入れして、気持ちよく使いましょう♪
デリケートな素材の帽子もありますが、やっぱり水洗いすると気持ちがいいですよ。
2週間に1回、もしくは月に1回でもいいと思うので、正しく洗ってみてくださいね。
本日は以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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