こんにちは、ハナです。
いつも洗濯ラボノートに訪問いただき、ありがとうございます
世の中にはたくさんの洗濯用洗剤が販売されているので、どれかを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
今回は、「赤ちゃんの肌着にも安心して使える」というコンセプトを掲げた液体洗剤に絞って、洗い上がりを実験をしてみたいと思います。
選考基準は、主にドラッグストアなどで販売されていて、手に取りやすいものだけを集めました。
よろしければ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです♪
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エントリー洗剤
P&G 無添加 さらさ
合成洗剤 | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | × |
液性 | 中性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 界面活性剤(24%アルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、純せっけん成分(脂肪酸ナトリウム)、プロピレングリコール、LAS)、安定化剤(クメンスルホン酸ナトリウム、ホウ酸、エチルアルコール、水添ヒマシ油)、分散剤(アルコキシル化ポリエチレンイミン)、ph調整(水酸化ナトリウム、エタノールアミン)剤、水軟化剤(クエン酸)、ケア成分(コットンミルク)、酵素、泡調整剤(シリコーン) |
※使っていない場合は〇となります。
【コンセプト】
赤ちゃんやこどもの肌に、やさしいお洗濯をしたい。
でも、真っ白に洗い上げたい。
どっちも叶えてくれる、無添加 さらさ。
さらさは、家族思いでよくばりなママの味方です。公式HPより抜粋
SARAYA Happy Elephant
合成洗剤 | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | × |
液性 | 弱アルカリ性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 界面活性剤(9.2%:アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルポリグリコシド、ソロホースリピッド)、防腐剤(エタノール)、安定化剤(クエン酸)、増粘剤(キサンタンガム)、ラベンダー油、ティーツリー油、pH調整剤 |
【コンセプト】
"幸せなゾウ"という名前の未来の洗浄剤。
「ハッピーエレファント」には、きれいな水や環境が保たれ、多様な生き物と人間が調和する、いのち輝く地球でありたい、そんな願いがこめられています。
エコなあなたに使ってほしい、全く新しいコンセプトのブランドです。公式HPより抜粋
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ミヨシ せっけん そよ風
液体せっけん | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | 〇 |
液性 | 弱アルカリ性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 純石けん分(35%脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)※残り65%は水分ですが、1%未満の配合成分は記載しなくてもよいとされている為、65%の中には1%未満の香料などが含まれる場合があります。 |
【コンセプト】
「石けんを使いたいけど香りも楽しみたい。」そんな声から誕生した香りの洗たく石けん。
スズラン・ローズ・ジャスミンを香調とした、フローラルの豊かな香りが特長です。
石けん分を35%まで高め洗浄力を強化。やさしい仕上がりと香りをお楽しみください。公式HPより抜粋
ミヨシ 無添加 お肌のためのせっけん
液体せっけん | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | 〇 |
液性 | 弱アルカリ性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 純石けん分(30%脂肪酸カリウム)※残り70%は水分ですが、1%未満の配合成分は記載しなくてもよいとされている為、70%の中には1%未満の香料などが含まれる場合があります。 |
同じメーカーの「そよ風」と「お肌のためのせっけん」の違いは石鹸分の配合の違いと、脂肪酸ナトリウムが含まれているか、否かなのですが・・若干ではあるものの、脂肪酸カリウムの方が保湿力が高いと言われているので、成分が脂肪酸カリウムだけの「お肌のためのせっけん」の方が文字通りお肌に優しいのかなと思います。脂肪酸ナトリウムが入ることで、洗い上がりにどのような差が生じるのか楽しみです。
もっとも刺激の少ないオレイン酸せっけんを原料に使用した衣類専用の液体せっけんです。くり返し洗ってもせんいを傷めることが少なく、液体なので溶け残りの心配もありません。
やわらかくふんわり洗い上げる無添加ですから、特にソフトに仕上げたい高級コットンや赤ちゃん用の肌着、敏感肌の方の肌着などをていねいに洗うのに適しています。公式HPより抜粋
シャボン玉石けん 無添加 シャボン玉スノール
液体せっけん | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | 〇 |
液性 | 弱アルカリ性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 純石けん分(30%脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)※残り70%は水分ですが、1%未満の配合成分は記載しなくてもよいとされている為、70%の中には1%未満の香料などが含まれる場合があります。 |
●蛍光増白剤、香料、着色料はもちろん、LASなどの合成界面活性剤は使用していない無添加の液体洗濯せっけんです。
●天然油脂を釜炊き製法(ケン化法)で熟練の石けん職人がじっくり1週間以上かけて炊き上げた石けんです。
●ふんわりやわらかく洗い上がるので、柔軟剤は不要です。公式HPより抜粋
SARAYA arau.(アラウ.)
液体せっけん | |
蛍光剤 | 〇 |
漂白剤 | 〇 |
着色料 | 〇 |
合成界面活性剤 | 〇 |
液性 | 弱アルカリ性 |
肌テスト | 〇 |
【成分】 純石けん分(30%脂肪酸カリウム)※残り70%は水分ですが、1%未満の配合成分は記載しなくてもよいとされている為、70%の中には1%未満の香料などが含まれる場合があります。 |
「アラウ.」は植物生まれのピュアな"無添加せっけん"に"天然ハーブ"を配合した安心のせっけんシリーズ。
赤ちゃんにはもちろん、敏感肌の方にもおすすめです。公式HPより抜粋
せっけんと合成洗剤の違いは?
同じ「無添加」と銘打たれた液体洗剤でも、実は2種あることにお気付きでしょうか?
「せっけん」と「合成洗剤」です。
せっけんは界面活性剤の一種で、動植物の油脂をアルカリで煮て作られます。(界面活性剤とは本来交じり合わない水と油などを混ざり合うように働きかける成分のことを指します)
そのアルカリには脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)、脂肪酸カリウム(カリ石鹸)の2種類あり、基本的には脂肪酸ナトリウムで煮たものが固形(粉末)石鹸、脂肪酸カリウムで煮たものが液体せっけんになります。せっけんは天然界面活性剤と呼ばれ、自然界で分解(生分解性)されやすいので、環境に優しいと言われています。
上記の方法で作られた「せっけん」以外を合成洗剤(合成界面活性剤)と言い、随分改善されてはきましたが、せっけんに比べて生分解性は劣ります。
合成洗剤には合成界面活性剤の他に、さまざまな副原料が配合されて構成されています。
なので、機能的にはせっけんよりも優れている場合もあるとは思いますが、肌の弱い赤ちゃんやお子様に使えるか?と言われれば、個人的には不安を感じます。
では、実際に使って洗浄力を確かめてみます。
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実際に確かめてみた
6種類の汚れをつけた布を洗って洗浄力を確かめます。
洗浄方法
液温約10度に規定量の洗剤を入れて攪拌、そこに汚れをつけた布を20分浸け込み ⇒ 5分振り洗い ⇒ 2回すすぎます。
汚れの種類
口紅・・・油性汚れ
卵・・・タンパク汚れ(下着などの汚れを想定)
醤油・・・水性汚れ
ミートソース・・・色素汚れ
カレー・・・色素汚れ
ごま油・・・油性汚れ
消臭
肌ざわり
同じ汚れをつけたものを2枚づつ洗い、2枚の平均値で審査します。
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実験結果
40点満点中の点数をつけました。
★の数が多いほど汚れが落ちているということです。
P&G 無添加 さらさ 20点
口紅 ☆☆☆☆☆
卵 ★★★★☆
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★☆☆☆
カレー ★★☆☆☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★☆☆☆
肌ざわり ★★★☆☆
SARAYA Happy Elephant 20点
口紅 ☆☆☆☆☆
卵 ★★★☆☆
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★☆☆☆
カレー ★★☆☆☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★★☆☆
肌ざわり ★★☆☆☆
洗い上がりに関しては、今回の実験では点数こそ奮いませんでしたが、自然なハーブの香りが心地よく、香りはもっとも好きな部類でした。香り重視で選ぶなら”あり”だと思います。
ミヨシ せっけん そよ風 26点
口紅 ☆☆☆☆☆
卵 ★★★★★
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★★☆☆
カレー ★★★☆☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★★★☆
肌ざわり ★★★★☆
ミヨシ 無添加 お肌のためのせっけん 28点
口紅 ☆☆☆☆☆
卵 ★★★★★
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★★☆☆
カレー ★★★★☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★★★☆
肌ざわり ★★★★★
シャボン玉石けん 無添加 シャボン玉スノール 29点
口紅 ★☆☆☆☆
卵 ★★★★☆
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★★★☆
カレー ★★★★☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★★★☆
肌ざわり ★★★★★
今回の実験では最高得点でした。洗浄力は洗浄力がより強いとされる粉末洗剤並みに強かったのですが、柔軟剤が入っていないのに、ふっくら柔らかく仕上がったのには感動しました。価格は多少高くなってしまいますが、柔軟剤が要らないことを踏まえると、コストパフォーマンスは非常に優れている思います。
SARAYA arau.(アラウ.) 26点
口紅 ☆☆☆☆☆
卵 ★★★★★
醤油 ★★★★☆
ミートソース★★★☆☆
カレー ★★★☆☆
ごま油 ★★★☆☆
消臭 ★★★★☆
肌ざわり ★★★★☆
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まとめ
「さらさ」と「Happy Elephant」は、蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加とはいえ、合成洗剤なので、もっと洗浄力を発揮してくれると思っていたんですが、際に洗って比べてみるとせっけんの方が洗い上がりが良かったという結果に終わりました。
「無添加」にこだわって洗剤を探している人は、環境に配慮していたり、肌が弱かったりする人が多いと思うので、あえてイロイロな成分が入った合成洗剤を選ぶ必要はないんじゃないかなと思います。
せっけんに関しては、洗い上がりは悪くはなかったものの、消臭は、「弱いな」という印象です。
梅雨時や、汗をかきやすい人が使う場合は、酸素系漂白剤をプラスした方がいいかもしれません。
本日は以上です。どなたかの楽しい洗濯ライフのお役に立てれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございます。
コメント
やはり自分で実験して得た結果を記事にするからこそ、こんなに皆から注目されるブログになるんですね。
勉強になります。
洗濯は日常の一コマだから需要も高いし・・・・・・いつか書籍化するかもですね!?
Ran Ranさん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。
実際に実験した結果と世の中で言われていることが違うことがけっこうあるので、なかなか手間がかかります( ノД`)シクシク…
頑張ります♪
はじめまして。
ひまわりです。
無添加洗剤のコスパはどうでしようか?
やはり、高いでしょうか?
アトピー 娘のために、無添加洗剤にしたいのですが、経済的に厳しいかと思ってるところです。
ひまわりさん、コメントありがとうございます。
やはり若干、コスパは悪いです・・だけど「シャボン玉スノール」などの石けん洗剤を使うと、柔軟剤がなくても衣類はふっくら仕上がりますし、柔軟剤込みの価格と考えると、それほど高くないのではないかと思います。娘ちゃんのアトピーが改善するといいですね・・
溶かし方が書いてないと検証不十分です
sigoさん、コメントありがとうございます。
溶かし方を追記しました。ご指摘感謝します。