こんにちは!ハナです。
不安定な天気が続いていたので、衣替え作業がなかなか進みません。少しずつ地味に入れ替えています。
久しぶりに春・夏物の布製の鞄を出してきたら、どうも黄ばみが気になってしまって・・・
素材も謎ですが、思い切って洗ってみることにしました。
バッグには洗濯表示がついていないことが多く、その場合は素材も不確かです・・なので基本的には自宅で洗えないと思った方が無難です。
もし、どうしても自宅で洗いたいという場合は、自己責任で洗って頂きますようお願い致しますm(__)m
今回洗うのは10年以上も大事に使ってきたバッグです。上手く洗えるとよいのですが(;^ω^)
スポンサーリンク
素材不明の布製バッグ
キレイに見えますが、全体に膜がかかったように黄ばんでおり、シミも所々に見られます。
素材は不明ですが、麻混の綿かなといった感じです。
素材がわからない場合の洗剤のチョイスは消去法です。
粉末洗剤「×」
まず、今回洗う予定のバッグには「生成りの素材」が含まれるので、生成りに向かない粉末洗剤が選択肢から消えます。
それは粉末洗剤に蛍光増白剤というものが含まれており、白い物を白くするには最適ですが、「生成りの素材」を洗った場合は、まだらに色が抜けたようなシミが出てしまう可能性があるからです。「色の濃い素材」や「生成りの素材」を洗うときには特に注意が必要です。
またウールや絹など動物性の素材はアルカリ性に弱い性質なので、動物性の素材が含まれていそうな場合は弱アルカリ性である粉末洗剤は避けなければなりません。
一般の液体洗剤は「△」
液体洗剤には主に3種類の液性が混在しています。
・弱アルカリ性(アリエール、ラボンなど)
・中性(ハイジア、ボールドなど)
・弱酸性(アタックneo抗菌など)
一番凡庸性が高いのは中性の洗剤です。洋服を洗うなら一般液体洗剤の中性で十分だと思うんですが、今回洗うのは型崩れが心配なバッグなので、型崩れ防止などの処理がされていない一般的な液体洗剤(中性)も避けた方が無難です。
液性の判別も慣れない人には面倒ですしね( ̄▽ ̄;)
おしゃれ着用洗剤「〇」
おしゃれ着用の洗剤の液性は「中性」です。一般の液体洗剤の「中性洗剤」と何が違うかと言えば、おしゃれ着用には色あせ防止や型崩れを防ぐためのトリートメント成分が含まれています。なので型崩れしやすいニット製品や帽子やバッグなどには最適な洗剤と言えます。
あまり知られてはいませんが、おしゃれ着用洗剤にはすでにトリートメント成分が含まれていますので柔軟剤は不要です。
これだけ聞くと、おしゃれ着用を使用するのが正解に思えるのですが、おしゃれ着用洗剤の最大のデメリットは洗浄力が弱いことです。
汚れが少ない衣類や、水溶性の落ちやすい汚れなら、何の問題もありませんが、今回のように「黄ばみ」や「シミ」といったしつこい汚れを落とすには少々力不足なのです。
ドライマーク用洗剤 ハイベック「◎」
私が愛して止まないドライマーク用洗剤のハイベックです♪
主成分は新石油系ノルマルパラフィン。
水に溶ける石油を使うことで水溶性・油溶性の汚れを落とし、タンパク質分解酵素によって不溶性の汚れも落とします。
ハイベックが衣類のダメージを抑える理由は、その洗浄力にあるのです。
一般のおしゃれ着用洗剤を使った場合は、対象衣類を水の中で揺らしたり上下したりと動かさないといけないのですが、ハイベックの場合は数分?数十分動かさずに浸けておくだけでOKです。
<浸け置き時間お目安は以下の通りです>
薄手の下着など 2-5分
ニットやジャケットなど 5-10分
コートや毛布など 10-15分
傷みが出やすい水の中で衣類にかかるテンションを最小限に抑えることができるのでデリケート衣類も優しく洗えるのです。
デメリットは少々高価なこと( ̄▽ ̄;)
最後まで使い切る自信があれば、コスパは悪くないどころ最高だと思うんですが、手洗い専用の洗剤故、面倒になり放置してしまう人も少なくないと思います(??)
|
そんな訳で、今回使用するのはハイベックです。エマール、アクロンなどのおしゃれ着用洗剤でもOKです。
洗濯開始
水温の上限は30℃とし、ハイベックを水に溶かし、対象衣類を10分ほど浸け置きします。
おしゃれ着用洗剤を使用の場合は、バッグを裏返しにするか洗濯ネットにいれて、20-30回ほど上下にゆらして洗います。
あまり汚れていないように見えましたが、水が泥水のような色になりました(;''∀'')
洗濯が終わったら、洗濯機で脱水します。脱水時間は高速回転に入ってから約30秒です。
脱水が終わったら、タップリの水ですすぎます。脱水機にかけることで液剤が吹き飛んでいるので、軽く水に浸けるだけでOKです。
ハリを出したいので、糊付けします(なくてもOKです)
水に洗濯糊をといて、柔軟剤も少し加えます。
浸け込み時間は3-5分ぐらい
糊付けするとパリっと仕上がりますが、シワが付きやすくなるため、私の場合は柔軟剤も一緒にいれてしなやかさも出します。
洗濯機で脱水。高速回転に入ってから約30秒。
シワが付きやすい素材の場合は脱水なしでタオルドライ(タオルに挟んで水けをきる)をしておきましょう。
以上で洗濯終了
型崩れを防ぐ干し方
バッグの中に、新聞紙などをくしゃくしゃに丸めて詰めます。。
こうあって欲しいという形に整えて、陰干しにします。
今回は吊り干し。
伸縮性のある素材の場合は平干しがオススメです。
スポンサーリンク
仕上
完全に乾くまで干していてもいいのですが、素材が麻混だとすると完全に乾いてからのシワ伸ばしは至難の業です。
なので干し始めて約2時間ほどの生乾きの状態でアイロンを軽くかけます。
バッグの場合は形が複雑で、裏からアイロンをかけにくい形状をしています。布地も厚くアイロンが綺麗にかからないことも多いです。そんなときは吊り下げてアイロンをかけるのが簡単でオススメです。
鞄を吊り下げて、アイロンを持つ手と反対の手で鞄を下へ引っ張ります。アイロンの温度は高温に設定し、スチームありの状態で、軽くアイロンを素材に当てて滑らせます。
それほどしっかりアイロンを当てなくても、洗濯糊の効果でシワはある程度伸びます!!
ただし、鞄の素材にナイロンが含まれていそうな場合は
アイロンの熱で溶けてしまう可能性があるので、温度は低温にして下さいね♪
くすみも黄ばみも解消されてキレイに仕上がりました。
パリッとしたハリも復活しています。
まだまだ活躍してくれそうですね?♪
革の鞄の傷を目立たなくする方法
ついでに革素材の鞄のお手入れも少しだけ紹介させて頂きます。
レザーバッグです。おもに冠婚葬祭用のバッグなので普段使いではないんですが、お気に入りのバッグです。
大事に使ってはいますが、表面に細かい傷が見られます。
バッグの色が黒で、細かい傷なら簡単に目立たなくすることが可能です
使用するのは靴用の保湿クリーム(BLACK)
柔らかい布にクリームを取り、傷の目立つ場所に薄く塗りこみます。乾いたらシューズブラシでなじませていきます。これを傷が目立たなくなるまで繰り返します。
軽く払うようにブラッシングして下さい。
傷が目立たなくなったら乾いた柔らかい布でふき上げます。
そのままだとクリームの色が服に付いてしまうかもしれませんので、最後は無色のクリームでコーティングします。
私はLeatherPartnerという万能革用クリームを愛用してまして、革に栄養を与えて防水効果も得られるので一石三鳥なのです。
※このクリームに付属しているスポンジは使えないので、もし購入する場合は捨てちゃって下さいね( ̄▽ ̄;)
80デニールぐらいのストッキングが最適です。
よーく見ると傷は消えた訳ではないんですが、かなり目立たなくなります(^^)
バッグの角など擦れて白くなった部分も
同様に目立たなくなります。
簡単ですね♪
|
保管方法
バッグを保管するときは、鞄の中に新聞紙などの吸湿性の高いものを詰め込み、袋に入れて保管します。ネル生地素材のやわらかい袋が最強ですが、無い場合は市販の洗濯ネットが大きさも種類もたくさんあっておすすめです。
袋に入れておくことで、擦り傷やホコリからバッグを守ることができます。
洗濯ネット購入の際は目の細かいものをチョイスして下さい(^^)
まとめ
よく、人を見るには靴やバッグを見ろと言いますが、どんなに高いブランド物を持っているのかが重要ではなく、ちゃんと手入れされているものを身に着けているかというのが大事ではないかと思います。清潔感ですね(^^)
高価なブランドバッグを持っていても、それがヨレヨレだったりすると魅力は半減どころか逆効果にもなりかねません。
ここぞという時は、しっかり手入れされた、靴やバッグを使いたいものですね。
私の場合、普段はヨレヨレの履きやすいスニーカーですけどね(*´ω`*)
本日は以上です。また次回お会いいたしましょう♪
次回予告は「男性でも使いやすい香りの柔軟剤です」あくまでも予定ですけど( ̄▽ ̄;)
コメント