こんにちは、年間100種類以上の洗濯グッズを自腹で試す「おうちクリーニング(洗濯)研究家」のハナです。
ダウンジャケットを自宅でふわふわに洗う最大のコツ以下の3つ
1、中性洗剤を使う
2、柔軟剤を使わない
3、乾くまでは極力触らない
この3点を注意して、あとは基本的に洗濯機に任せて洗えます。
ダウンジャケットは家で洗えるのか?
ダウンジャケットの素材
表・裏布:ナイロン100%
中わた:ダウン90%、フェザー10%
ダウン
水鳥の胸のあたりの羽毛のことをいいます。
見た目はフワフワとした綿毛のような感じで、吸湿性や湿度の発散性に優れていて、軽くて暖かい。
フェザー
水鳥の翼のあたりにある、いわゆる芯のある羽根です。
弾力に優れていて、型崩れを防ぐために一定量のダウンを入れるのが一般的です。
ポリエステルやナイロンの特徴
【ナイロンの特徴】
石油を原料とする合成繊維で、以下のような特徴があります。
・摩擦や引っ張りに強く、耐久性が高い
・軽くて伸縮性があり、シワになりにくい
・発色性が高く、染色しやすい
・吸湿性が低く、乾きやすい
・熱に弱く、乾燥機やアイロンに注意が必要
・直射日光に当てると黄ばみや色褪せが起こりやすい
・静電気が起きやすい
【ポリエステルの特徴】
石油から作られる合成繊維で、以下のような特徴があります。
・耐久性が高く、シワになりにくく、乾きやすい
・軽くて軟らかく、発色性が高い
・静電気が起きやすく、汚れやニオイが取れにくい
・火や高温に弱く、変形や溶ける恐れがある
どちらも合成繊維で水には強いですが、熱には弱いという特徴を持っています。なので水で洗えますが、基本的に乾燥機は苦手です。
デリケート衣類ではないため、個人的にはポリエステルが多く含まれる衣類は洗濯機で洗っても良いのではないかと思っています。
羽毛とドライクリーニングの相性は良くない?
ダウンジャケットを洗濯機で洗う準備
では実際に洗濯機を使って洗っていきます。
まずは洗濯表示マークをチェック
※洗濯表示マークの指示とは違う方法で洗う場合は自己責任でお願いいたします。
洗剤はおしゃれ着用洗剤を使う
水鳥の羽毛はアルカリ系の洗剤に弱いのでエマールやアクロンなどのおしゃれ着用洗剤、もしくは中性洗剤をチョイスします。
そしてコツの1つ、柔軟剤は使いません。
柔軟剤は繊維に油膜をはることで滑りがよく肌触りが良くなる仕組みです。
羽毛にはもともと油分がそなわっていて、この羽毛が本来もっている油分による撥水効果で独特のふんわり感が得られます。柔軟剤は羽毛の表面をコーティングして、羽毛本体の撥水力を奪ってしまうのです。
ポリエステルやナイロンの静電気が気になるという場合は、柔軟剤ではなく静電気防止のスプレーの使用をおすすめします。
汚れがひどい場合は下洗い(予洗い)
袖や襟など汚れが気になる場合は固形石けんを使って下洗い(予洗い)します。
ダウンジャケットの洗濯方法
裏返しにして洗濯ネットに入れる
袖が重ならないように畳む | 汚れやすい袖が表面になるように半分に畳む | 洗濯ネットの大きさに合わせてさらに半分にする |
ダウンジャケットを洗濯機で洗うために設定
洗濯ネットに入れてウール洗い用のコースで洗います。
・ウール洗い用コース
・すすぎは2回(注水すすぎ)
・脱水は1分
乾くまでは極力触らない
洗濯が完了したらダウンジャケットは裏返しのまま、ハンガーにかけて干します。
ハンガーはできるだけ肩部分が厚いものを選んでください。
肩幅の薄いハンガーを使うと水の重みで肩の部分に負担がかかってしまって型崩れやダメージの原因になります。
水を吸った衣類は思った以上に重くなります。
背幅の広いハンガーが無い場合は、タオルなどを巻き付けて調整すればOKです。
(私は人体に近い形のボディハンガーを使用しています)
シワがついていても、羽根がかたよっていても、完全に乾くまで(丸2日ぐらい)極力触らないことが重要なポイントです。
濡れた状態の羽毛はとてもデリケートです。
中で羽毛の繊維が切れたりしないように乾くまでは極力触らないようにするのがダウンジャケットを綺麗に仕上げるための最大のポイントなんです。
完全に乾いたら空気を入れるように衣類をふりさばいたり、軽くたたくなどして空気を含ませます。
しっかり空気が入るとフワフワになりシワも軽減します。
洗濯機で洗ってもふんわりと仕上がりました。
ユニクロのウルトラライトダウンなど中に入ってるダウンが少ないのでしわしわになってしまう場合はあります。その場合は次の記事を参考にしてください。
自宅でダウンジャケットを洗うための3つのコツ
水で洗ったダウンジャケットはフワフワで洗剤の良い匂いがします。
ダウンジャケットを自宅でふわふわに洗う最大のコツは
1、中性洗剤を使う
2、柔軟剤を使わない
3、乾くまでは極力触らない
この3点。あとは基本的に洗濯機に任せて洗えます。
ダウンジャケットは完全に乾かすまでに時間がかかるので、2日以上の晴れ間が続くときを選んで洗濯を始めることをおすすめします。
ダウンジャケットはクリーニングの相場はだいたい¥2,000〜¥5,000ほどなので、自分で洗うと大きな節約なります。
洗濯表示マークを確認して自宅で洗えないようなら無理せずにクリーニングに出してください、ただ、フードにリアルファーがついていたりすると毛皮扱いになり数千円単位で価格がハネ上がります。
ファーがついていたら、取り外せるなら外してからクリーニングに出すことをおすすめします。
※価格などはクリーニング店によって違います。
▼▼リアルファーの洗濯はこちらの記事をご参照ください▼▼
本日は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あなたの楽しい洗濯ライフの参考になれば幸せです。
コメント
素敵な仕上がり?こんなに綺麗になるんだね♪
確かに、クリーニングに出すと、まず分かれるものごとに値段がつくのにビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
フードが外れれば、+フード代。ファーが外れれば、+ファー代。ジャケットの内側に取外しできる衣服がついていたら、+内側の服代…
家で洗えるのが一番安上がりですわな(^-^;
丁寧に洗い方を書いてくれていて、助かるわ。ありがとぉ♪
チャチャさんこんばんは!
ダウンに関しては普通のおしゃれ着用洗剤が使えるし、洗濯機で洗えるので節約効果は高いと思いと思います。
ダメになっても良いかなぁっと思えるダウンなどありましたら一度お試し下さい♪
初めまして、あみと申します
つい先日こちらのサイトを発見し、それ以来お洗濯の参考にさせていただいております。
ご質問なのですが、洗濯絵表示は全く同じで、表生地・裏生地がナイロンのものも同じように選択していいものなのでしょうか?
お手透きの時にお返事いただけますと幸いです。
よろしくお願いします
あみさん、はじめまして!コメントいただき、ありあとうございます。
ナイロンだったらアクリルと性質は似ているので洗濯表示にドライOKのマークがあれば大丈夫だと思います。
https://bloghana.xyz/2016/09/12/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%92%E7%B6%BA%E9%BA%97%E3%81%AB%E6%B4%97%E3%81%A3%E3%81%A6/
上のURLはユニクロのウルトラライトダウンを洗ったものです。よかったら参考にしていただけたらと思います。
上手にあらえることを祈っていますね?♪